防犯ブログ
- 犯罪手口
2018年11月22日
マンション12階から自転車投げつける
堺市堺区で今年8月、集合住宅の上階から落ちてきた自転車で住人女性(76)がけがを負った事件で、大阪府警堺署は19日、殺人未遂容疑で、大阪市生野区中川西、無職の男(26)を逮捕した。
男は「自転車を投げ落としたが、殺意はなかった」と容疑を一部否認している。
逮捕容疑は、8月28日午後3時15分ごろ、堺市堺区戎島町の「府営堺戎島住宅」で、12階の通路から他人の自転車を投げ落とし、通行中の住人女性に当てて殺害しようとしたとしている。
同署によると、住人女性は頭を切るなどの重傷を負ったが命に別条はない。男は集合住宅の12階の通路で知人男性と口論していたといい、「怒りにまかせて自転車を投げた」と供述しているという。女性と男は面識がなかったとみられる。
落とされた自転車は自転車置き場の屋根にいったん落ち、弾みでさらに落下して近くを歩いていた女性に当たった。自転車は府営住宅の住人の名義だった。
周辺の防犯カメラの映像などから男の関与が浮上。同署は男が集合住宅を訪れた経緯などを調べている。
<10/19(金) 9:43配信 産経新聞より>
76歳の見知らぬ女性に対して、怒りに任せてマンション12階から自転車を投げつけるというのは一体どのような心理状態からでしょうか。
この女性に対しての怒りではなく、何か別のことに腹を立て、その八つ当たりで誰でもよいから自転車を投げつけたのでしょうか。
マンションの12階から投げられた自転車のスピード、衝撃というのは相当なものでしょう。
直撃ではなかったのか重傷ではありますが、命に別状がなかったのは不幸中の幸いです。
しかし、このような恐ろしい目に遭ってしまうと、肉体的な傷だけでなく、心理的な傷も心配です。
このような犯人に対して何か対策を講じるというのはなかなか難しいことです。
衝動的に、怒りに任せて相手に危害を加えようとする相手を物理的に抑えることは困難です。
強いて言えば、現場に多数の防犯カメラがついていれば、これはまずいと瞬間的に考え、その場での犯行を思い留まらせることにつながる可能性もあるかもしれません。