防犯ブログ
- 詐欺
2019年04月25日
盗んだカード18枚で99回にわたり1億引き出す
高齢女性がオレオレ詐欺でだまし取られたキャッシュカードで約1億円を不正に引き出したとして、警視庁池袋署は19日、当時19歳だった茨城県の無職の女(20)を窃盗容疑で逮捕したと発表した。
同署は、「出し子」と呼ばれる詐欺グループの現金引き出し役だったとみている。
発表によると、女は昨年8月、東京都中央区や千代田区のコンビニ店や銀行の現金自動預け払い機(ATM)計21か所で99回にわたって、80歳代の女性がだまし取られたカード18枚を使って総額約1億円を引き出した疑い。
容疑を認め、「面識のない男から指示を受け、コインロッカーに入っていたカードで現金を引き出した。
金はロッカーに戻した」と供述している。
<3/19(火) 18:18配信 読売新聞より>
盗んだカード18枚を使い、99回にわたって計1億円を引き出したという手口ですが、引き出す回数や頻度に制限を設けることはできないのでしょうか。
1回あたり100万近い引き出しですが、18枚というカードの多さから制限は難しいのかもしれませんが、同日もしくは数日内に複数にわたっての引き出しには誰しも違和感を覚えます。
また、ニュースのコメントにもありましたが、80歳代の女性が18枚のカードを所持している、できていることも不思議です。
カードを所持するのは個人の自由ですが、犯罪に悪用するために作られたような印象も受けます。
カードの会費も無料のものから有料のものまでありますが、本人の意思とは関係なく自動更新、自動引き落としされているものもあるかもしれません。
個人の自由を最優先にしつつ、不正や不明な内容には制限が掛かる様な仕組みやシステム構築が求められます。
それが出来れば犯行の阻止にはつながらなとも被害額を抑えることは可能です。
犯罪者側に手間が掛かる、面倒だ、割に合わないと感じさせる仕組みが効果的です。