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2019年12月20日 歴史資料館 窃盗事件発生後に防犯対策等見直し

【津】三重県津市の香良洲歴史資料館で展示品などが盗まれたことを受け、前葉泰幸市長は18日の定例記者会見で「盗難行為自体は許されるものではない」と非難した上で、保管方法を見直す考えを示した。

館内に防犯カメラはなく、旧日本軍の軍服などを保管していた倉庫に鍵がなかったことから、防犯対策の不備を問われ「管理について必ずしも十分でなかった」と認め「改善を早急に図る」と述べた。

同館は盗難被害を受け、マネキンに着用させる展示物を透明なテグスで固定。市教委は鍵のなかった倉庫に鍵を付けるため手続きを進め、見回りのマニュアルを作成する。防犯カメラの設置も検討している。

市教委は同日に容疑者が逮捕されたことを受け「遺族などからご寄付いただいた貴重な展示物が盗難に遭い、本当に申し訳なかった。盗難に遭ったものが全て戻ってくることを願っている」としている。
<11/19(火) 11:00配信伊勢新聞より>

窃盗事件で展示物が盗難被害に遭ってしまった歴史資料館で展示品の保管方法の見直しや防犯対策の見直しが検討されています。
防犯カメラが設置されていないだけでなく、展示品を保管していた倉庫には鍵もなかったということです。
展示品が貴重であればあるほど、それらの防犯対策は必須です。

防犯カメラだけでは事後の対策になる可能性があるとして、展示品の保管用ケースを破壊されにくい頑丈なものに代えたり、霧を噴射し視界を遮りそれ以上の犯行を継続させないなど、さらなる対策をとられているところもあります。

宝石貴金属など、誰の目にも高額な展示品だけでなく、歴史的に貴重な資料や展示品を守るための対策も重要です。
例えば保険で金額的に補償されても、元の状態にはなりません。
損なってしまった場合、結果的に失うことにつながるかもしれません。

事後に金銭的な補償を受けることが重要なものと、被害自体に遭わないことが重要なものとを分けて考えなければなりません。
防犯対策も使い分ける必要があります。

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