防犯ブログ
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2020年01月10日
高齢化団地 大学生80人が安価な家賃で暮らす
大学生に人気の団地。ある条件で安く住むことができます。それは、地域活動に参加すること。日曜の早朝、住民たちが集まるなかに大学生の姿。廃校になった小学校のグラウンドで、草取りの作業が始まりました。参加しているのは、近くの団地に住んでいる中部大学の学生です。
愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウン。ピーク時には5万人を超える人が住んでいましたが、現在、団地の高齢化が進んでいます。そこで大学生に安く部屋を提供するかわりに、地域活動に参加してもらう取り組みを4年前から始めました。作業を終えると、ポイントがもらえます。他にも、防犯パトロールや、学生たちで企画した団地でのコーヒーサロンなどに参加して年間5ポイント貯めると家賃が2割引になります。
大学4年生の辻合康志さんは、入学したときから団地に住んでいます。団地にはエレベーターがないため、学生は4階5階に住むことが条件です。辻合さんの部屋は、勉強部屋と寝室を分けることができる2K。キッチンが広いので、料理をする機会も増え、快適に暮らせていると言います。
辻合さん「地域の方々って普通に生活していたらなかなか踏み込んでいけないところがあるんですけど、こういった活動の中で話ができたりして、そこは得難い経験かなと思います」
現在80人の大学生が団地に住み、地域に暮らす一員として活動しています。
藤山台公団住宅・星子浩自治会長「一番大事なことは防犯・防災ですけれども、そういうときにお助けができるかということで、こういう機会を通じて学生さんとのふれあいをやっていくことによってお互いにいいのかな」
【the SOCIAL viewより】
<12/18(水) 13:42配信日テレNEWS24より>
団地住民の高齢化対策として、大学生に安く部屋を提供する代わりに、防犯・防災パトロールや草取り作業などの地域活動をしてもらうという非常に面白い取り組みです。
お互いがウイン・ウインの関係ですからこれからも広まっていきそうです。
高齢化社会が加速し、空き家が増えることが問題視されていますが、その対策にもなりそうです。
今後は外国人などさらに門戸を拡げ、より多くの人が利用する可能性がありそうです。
住民が高齢者ばかりになると、それを狙った犯罪者も増える可能性があります。
地域社会の防犯対策としても注目です。