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2020年05月08日 犯罪多発ランキングのワースト地域

春の引っ越しシーズンがやってきた。引っ越し先を選ぶ際に、当然気になるのは、"街の治安" だろう。だが、同じ市区町村の中でも、地区によって雰囲気がガラッと変わるところも多く、街の治安は「住んでみないとわからない」というのが実情だ。


「軽微な犯罪を放置する場所では、やがて凶悪な犯罪が発生する可能性があります」

元神奈川県警刑事で、犯罪ジャーナリストの小川泰平氏(59)は、そう警鐘を鳴らす。つまり、身近な犯罪が多い地区は、"危険が潜む街" なのである。

そこで本誌は、各都道府県警察が公開している、2018年に発生した窃盗事件の一覧データを入手。そのなかから、「自動車盗」「車上狙い」「自動販売機狙い」「ひったくり」の4種について、発生件数を独自に集計し、身近な犯罪が多発する "危険な街" をランキング化した。

自動車盗では「つくば市東新井」が、車上狙いでは「那珂市菅谷」が、ともにワーストとなった茨城県。

県警生活安全総務課に問い合わせると、こう回答があった。

「なぜ、その地区で多発しているのか不明です。県全体での自動車盗の発生件数も、4年連続全国ワースト1位です。住民の方々に対策を取ってもらうよう広報しています」

自動販売機狙いでは、「埼玉県狭山市柏原」がワースト1位だった。

「最近の自動販売機は防犯カメラがついているものが多く、ランクインしているのはカメラのない古い自動販売機が多い地域では」(小川氏)

ひったくりのワースト1位は、「千葉市中央区新宿2丁目」だった。これについて県警広報県民課は、こう回答した。

「同一犯によるひったくりが、連続発生したことが原因です。2018年10月に犯人を逮捕しています」

だが小川氏は、地域の防犯意識との関連をあげて、こう指摘する。

「ひったくりが起きた際に、防犯情報をメールで送るなどの対策を取っている地域は、件数が少ないはずです」

以下の関連リンクでは、「自動車盗」「車上狙い」「自動販売機狙い」「ひったくり」について、それぞれ全国ワースト10ランキングを公開する。被害を防ぎ、地域の治安を守るために、防犯意識を高めていきたい。
<3/26(木) 6:40配信SmartFLASHより>


どのような情報であってもランキングのワーストとして報道されることは大きなマイナスイメージとなります。
それが犯罪多発ランキングとなれば、その地域は犯罪が多発している治安の悪いところだというイメージを多くの人が持つでしょう。

住みやすい地域、住んでみたい町などのランキング上位に入ることによって、もしかすると地価が上がるなどの良い影響もありそうです。
逆に上記のランキングのワーストに入ると、地価が下がる、入居希望者も減るなどの悪い影響もあると思います。

このような不名誉なランキングに入らないためにはどうしたら良いでしょうか。
犯罪多発ランキングに入らないためには、その犯罪がその場で発生しないためには何をすべきを考える必要があります。

様々な犯罪に広く効果があるのは防犯カメラの設置です。
防犯カメラに見られているというだけで、その場での犯行はあきらめよう、別の場所を探そうと考える犯罪者はとても多いです。
犯罪者でなくとも、何か人に見られたくないことが発生した場合、そこに防犯カメラがあるだけで罪悪感を感じるものです。

ただ、防犯カメラの設置だけでは犯罪を防ぐことができないケースも出てきています。
例えば、ボランティアや警察による見回り、声掛けなどを併用して行うことでより防犯効果が高まります。
犯罪者にとっては居心地の悪い環境に感じるでしょう。

また、一般住宅や店舗、事務所においても個別の防犯対策を行うことで、この地域は防犯意識の高い地域で犯行を行うことが困難かもしれない、もし成功しても逃走する際の障害がある、と感じさせることができれば成功です。

一つの対策ではなくいくつもの対策を併用することで相乗効果もあるでしょう。

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