防犯ブログ
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2020年07月03日
コロナ偏差値の低い人々 ウイルスより怖いのは人間
コロナ禍で多くの人がまだ自粛生活を送るなか、謎の正義感や危機意識で感染拡大リスクを高めている「コロナ偏差値が低い」人たちがいる。時に迷惑にもなる、彼らの謎行動をリポートする。
差別、偏見を生む低偏差値コミュニティ
コロナに対する恐怖が暴走し、医療従事者や感染者に近しい人への差別や偏見が社会問題化しているが、これもコロナ偏差値の低さによって発生する弊害にほかならない。
「コロナのせいで引っ越しを余儀なくされた」と語るのは、会社員の田岡康夫さん(仮名・39歳)だ。
「3月末、勤務先でコロナ感染者が出て、100%在宅ワークに切り替わりました。外出を控えながら生活していたのですが、ある日マンションの管理人に『田岡さん一家にはエレベーターは使わないでほしいという声が住民から上がってます』と言われまして。
どうやら妻がママ友に『夫の会社で感染者が出て在宅ワークになった』と話した内容がねじ曲がり、『何号室の旦那さんがコロナに感染した』とマンションで噂になっていたみたいなんです」
管理人からの通告だけでなく、4月末には玄関に「コロナ出テイケ」の貼り紙が。親から聞いたのか、子供たちが田岡さん宅のベランダに「コロナ菌うつすな!」と叫びながら石を投げる姿も目撃した。
「管理人を通じて『私が感染者だという噂はデマだ』とエレベーター前の共用スペースに貼り出してもらったのですが、他の住人は今もよそよそしいまま。賃貸だったのが幸いで、そんな人たちと再びにこやかに近所付き合いなんてできない。感染は怖いですが、人間のほうがよほどおぞましいですよ」
コロナ自警団が怖い
一方、北関東某県に住む大江剛さん(仮名・43歳)は、近所を跋扈し始めたという「コロナ自警団の存在が怖い」と話す。
「地元生まれ・地元育ち。いわゆるマイルドヤンキー系の人たちが、『俺たちの地元を守る』と息巻いているんです。その心意気には賛同しますが、パチンコ店に停まった他県ナンバーの車に傷をつけたり、マスクをつけていない人の写真を勝手に撮ってSNSに晒したり、営業自粛しない飲食店に無言電話をかけ続けたりと、やってることは犯罪やそれまがいの迷惑行為。
知人は緊急事態宣言下に飲食店を営業したと難癖をつけられ、顔を晒されていました。『大好きな地元にコロナを持ち込ませない』と正義感に溢れているから余計タチが悪いんですよ」
彼らに難癖をつけられるのが怖くて「買い物に行くのも気が重い」という大江さん。感染を拡大させる行動は慎むべきだが、それが制裁を加えていい理由にはならない。不安に駆られる気持ちはわかるが、人として正しい行動を心がけてほしいものだ。
<取材・文/週刊SPA!編集部>
―[コロナ偏差値が低い人々]―
<6/5(金) 15:54配信週刊SPA!より>
SNS等の炎上や不当なバッシングという目には見えない悪意も怖いですが、家に張り紙を貼られたり、石を投げられるなどの目に見える悪意も怖く、非常に腹立たしいものです。
コロナに対しては、現時点でワクチンも存在せず、不確定な情報が多いのは誰もが感じていることでしょう。
その中でどの情報を正しいと採用するかは、その人の判断力と言いますか、これまでの経験や知識に基づいてくるでしょうか。
情報源が不確かな噂に踊らされ、恐怖が暴走することによって、何の責任のない人に対して差別や偏見の目を向けてしまうことは多少理解できますが、とても愚かな行為だと思います。
コロナに感染したことによって、結果としてその地域で暮らしにくくなり引っ越しを余儀なくされたという人の記事を目にすると悲しくなります。
実際に体験することと、人から聞いた話では対応も変わってくるでしょう。
例えば、自分の周囲にコロナに感染した人がいて、その人が完治した後にどの様に対応するかは正直分かりません。
もしかすると、偏見の目を向けてしまうかもしれません。
ただ、出ていけと張り紙を貼ったり、石を投げることはしないと断言できます。
差別や偏見というのはその人の無知からくるものだと個人的には考えます。
この記事にもあるように無知をさらしているだけ、コロナ偏差値が低いことを周囲にまき散らしているだけの恥知らずだと思います。
残念ながら無知な彼らが恥ずべきことだと自覚するまでは、もしくは自分が被害者になるまでは差別や偏見はなくならないでしょう。
自分がされたら嫌なことは人にはしない、非常に単純で簡単なことを子供の頃に教えてもらっていない彼らはある意味で被害者かもしれません。