防犯ブログ
- 窃盗
2020年10月23日
自販機荒らし270件 電動のこぎりでロック切断
北海道・苫小牧警察署は、2014年4月から今年6月にかけて札幌市や苫小牧市を中心に自動販売機荒らしを270件繰り返したとして、札幌市白石区に住む建設業の男(34)を窃盗などの疑いで13日までに追送致し、事件捜査を終結したと発表した。
男は同様の容疑ですでに2度逮捕され、その後起訴されていた。
警察によると、男は電動のこぎりで自動販売機のロック部分を切断する手口で犯行に及び、被害総額は約350万円にのぼる。
盗んだ金は生活費にあてていたとみられている。
警察の調べでは、昨年1年間の札幌近郊の自動販売機荒らしの被害は85件で、そのうちの6割以上にあたる56件が男の犯行だった。
男は調べに対し「いずれは捕まると思っていたので、できるだけ多く盗んでやろうと思っていた」などと話しているという。
<10/13(火) 18:10配信 STVニュース北海道より>
6年間で約270件の自動販売機荒らしを繰り返していた男が逮捕されました。
1件あたり1万円程度の被害額ですので目立った金額ではありませんが、自動販売機のロック部分を切断する手口ですから自動販売機側の損害もあります。
また、6年もの間、捕まらずに犯行を継続できていたことに驚きです。
このような事件を見ると、自動販売機におけるキャッシュレス化が進むことで、現金を盗まれる可能性は減るような気がします。
その分個人データを読み取られる、仮想通貨のデータが盗み取られる危険性など、別の心配ごともありますので一概には何とも言えません。
ただ、自動販売機を設置する際、何の盗難対策もせずに設置することは危険かもしれません。
監視カメラを内蔵させたり、自動販売機を破壊しようとしたらアラームを発するような威嚇機器をつけたり、何かしら自動販売機を守る手段が必要です。
外国では屋外に自動販売機がそのまま設置されていることは少なく、訪日外国人は日本の自動販売機を見て驚く人が多いようです。
外国人の犯罪者に目を付けられると日本の自動販売機が狙われ、多数被害が発生する可能性もあります。