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2020年11月06日 茨城親子殺傷事件 窃盗目的で侵入、居合わせたから殺した

茨城県常陸太田市の民家で親子2人が殺傷された事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された日立市の会社員の男(48)が、侵入目的について「現金など金目のものを盗む目的だった」として、「被害者が居合わせたから殺した」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材でわかった。

事件では、根本昇さん(89)が頭を殴られるなどして死亡、次男の邦雄さん(59)が重傷を負った。県警によると、現場は昇さんの自宅で、邦雄さんは自らが経営する会社の倉庫として現場を利用していた。関根容疑者は同社の従業員だった。

捜査関係者によると、容疑者は窃盗目的で無施錠の窓から侵入したと供述。「昇さんが居合わせたから殺した」と話し、次男の邦雄さんを殺害しようとした理由についても同様の供述をしているという。

容疑者は家の倉庫部分から侵入したとみられる。県警は、関根容疑者が住居部分に忍び込んだ際に昇さんと鉢合わせしたため殺害。その後、朝食を届けに来た邦雄さんとも遭遇したとみている。
<11/5(木) 13:18配信 毎日新聞より>

倉庫の無施錠の窓から窃盗目的で侵入し、90歳近い住民と居合わせたから殺害し、その後朝食を届けに来た息子さんにも殺害しようとしたという事件です。

朝、人が起きている時間帯の侵入ですから、最初から住民と居合わせた場合も想定しての犯行でしょうか。

被害者にとっても、まさか朝の時間帯に窃盗目的で泥棒が侵入してくることは想定外だったでしょう。

犯罪者側にとってもリスクの大きい手口ですから、他でも発生する可能性は低いかもしれません。

ただ、このように窃盗目的から殺害されるというまさかの展開が起こり得る世の中です。


泥棒に侵入されても盗られるような物は置いていない、侵入されても大丈夫、という油断は禁物です。
盗られる物はなくても、侵入時に壊されたり、汚されたりして困る物はたくさん置いてあるはずです。
他の人にっては価値がなくても、自分にとっては価値のある大切な物や、趣味で集めている収集品が盗まれたり、壊されたりする可能性は常にあるのです。

また、何も物が盗られたり、壊されなくても、他人に家の中に無断で入られることは気持ちが悪いことです。
例えば、侵入者に盗聴器やカメラを仕込まれて、後で自分や家族の個人情報や映像が外部に流出することも考えられます。

そんな事件は映画やドラマの世界だけだと思いたいですが、ストカー等の手口として考えられることです。


家だけでなく敷地内に侵入されないように、敷地内をセンサーで取り囲む、周囲に防犯カメラを設置するなどの侵入者対策が効果的です。
そのような対策がされていることを侵入者が知れば、自然と別のターゲットに移ることが多いはずです。

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