防犯ブログ

  • 農作物の盗難
2020年11月13日 収穫前のリンゴ6千個 枝が折られほとんど盗まれる

2日午前6時頃、岩手県紫波町栃内にある農事組合法人「東長岡果樹生産組合」のリンゴ畑で、「シナノゴールド」約6000個が木からもぎ取られているのが見つかった。
被害額は約120万円とみられ、紫波署が窃盗事件として調べている。

同法人理事の男性(63)が収穫期を迎えたリンゴを確認しようと軽トラックで回っていたところ、11アールに植えられた約70本の木から、収穫目前のリンゴのほとんどがもぎ取られていた。男性が最後に木を確認したのは10月29日午前6時。現場は人通りがなく、防犯カメラも設置されていない。

収穫したリンゴを入れる黄色いかごがひっくり返り、一部の木の枝が折れていたほか、車のわだちが残っていた。同署は何者かが車で畑に入りリンゴを盗んだとみている。

リンゴは贈答用として同法人の組合員5人が大切に育ててきたという。男性は「よくやってくれたなという気持ち。あっけにとられて何も言えない」と肩を落とした。
<11/3(火) 12:30配信 読売新聞オンラインより>


農作物盗難への防犯対策を真剣に取り組むべきでしょう。
現場の電源の問題などで防犯カメラや防犯センサーの設置が難しい場合があります。
何とかそれらの問題を解決し、効果的な防犯対策を講じなければ農家にとっては深刻なダメージとなります。

また、万が一の盗難の際は、国や自治体、加盟団体などによる被害者への補償があれば安心です。

農作物に限りませんが、大切に育てた作物や家畜が収穫前、出荷前に盗まれたり被害に遭ってしまうと、単純に仕入や経費だけを支払うことになり売上はゼロということになります。
得られるものはゼロで出費だけになると仕事・商売として成り立ちません。
そうなると産業としては衰退していくことにつながります。

単なる農作物盗難事件だけで片付けられない問題です。

加盟企業専用ページはこちら