防犯ブログ

  • 犯罪手口
2020年11月20日 ガス、電気点検 不審な訪問に注意

茨城県内で10月中旬以降、ガスや電気の点検をかたる不審な訪問が相次いでいる。9月下旬に石岡市で、11月には坂東市で、電気点検業者をかたって家に侵入した2人組の男に現金や通帳が盗まれる窃盗事件が発生した。全国では点検を装った犯人による強盗も発生している。県警は「怪しいと感じたら家に入れずに110番を」と注意を促している。

■点検の隙に
9月28日、石岡市内の80代男性宅から現金数十万円の入った約20キロの金庫が盗まれた。石岡署によると、犯人は電気点検業者を装った若い男2人組で、上下白い作業服を着用していた。1人が「室内の電気を確認させてほしい」などと言って2階での点検に男性を立ち会わせ、その間、1階にいたもう1人が金庫を盗んだとみられる。

県警によると、県内では点検を理由にした不審な訪問が、10月中旬から下旬だけで少なくとも9件のあった。

つくばみらい市内では10月8日と10日にガス会社を名乗る男2人組が来訪。不審に思った住民がガス会社に確認したところ、従業員ではなかった。龍ケ崎市内では19日、男が電圧の点検と称して「ブレーカーを見せてください」などと言い、家の中を見て回る複数の不審な訪問があった。

古河市内では20日、ガスの点検業者と自称する男が住民に現金を請求。神栖市内では20日、電気工事業者を装う2人組の男が「メーターを確認させてほしい」などと家に上がろうとしたが、住民の男性が「息子を立ち会わせる」と言うと立ち去った。

■訪問、基本は1人
都内では9月、ガスの点検業者などをかたった強盗が約10件連続で発生。神奈川や千葉でも同様の事件があった。犯人は点検業者を装って被害者宅を訪問。粘着テープで縛って脅迫し、現金やキャッシュカードを奪って逃げている。

関東電気保安協会は「点検は基本1人で行う」としている。同協会によると、顧客からの要請は有料になるものの、定期点検で現金を直接請求することはない。点検の際は事前に作業番号や内容を記した紙を直接配布している。

県高圧ガス保安協会も、一般家庭に点検業者が2人で行くことは「まずない」(担当者)。点検の際に点検料を請求することもないという。点検前には日時や担当者を記した連絡票を配布している。

■在宅時も施錠を
県警は、在宅時でも鍵を掛けることや、心当たりのない突然の訪問は家に上げずに110番するよう注意喚起する。「自宅に伺う」といった予兆電話は、契約しているガス会社や電気会社に事実を確認し、連絡先が分からなければ警察署に相談するよう呼び掛ける。

県消費生活センターによると、工事や建築、修理サービスの訪問販売に関する相談は、2018年に85件、19年に71件、20年は10月中旬までに55件が寄せられた。10月前後の台風シーズンに例年増加する傾向がある。訪問販売などによる契約トラブルがあった場合、クーリングオフの活用や同センターへの相談を促している。
<11/9(月) 9:00配信 茨城新聞クロスアイより>

電気、ガス、水道の点検として訪問者があれば、それを信じて家の中に招き入れても不思議ではありません。

もし、自宅に点検業者がやって来ても、相手が本当に点検業者かどうかを疑うことから始めないでしょう。

ただ、一般的には訪問日を事前に通知するでしょうから、相手が突然やって来たら用心のためにも相手を疑ってもよいかもしれません。


警察は対策として、心当たりのない突然の訪問は家に上げずに110番するよう注意喚起していますが、実際にそのような事案が発生した場合、110番通報したら警察はどのような対応をしてくれるのでしょうか。
受け入れ側の体制にもよるでしょうし、通報件数が多い場合は対応仕切れないでしょうから、警察頼りだけにすることは不安です。


例えば、相手が武器を持っていることが明らかな場合や、大声で脅している場合は、現場に駆け付けるなど対応してくれるでしょう。
しかし、点検業者かもしれないが、何か怪しいので現場に来てほしいと通報しても相手にはしてもらえないような気もします。
通報者が高齢者の場合は、勘違いや病気を疑っての対応になるかもしれません。

個人的な意見かもしれませんが、完全に犯罪事件ではない場合、警察としては動きようがなく、現実的にあまり頼りにはならない気がします。
完全に犯罪事件の場合は別ですが、それ以外はある程度のことは自分で対応しなければならないと言えます。

自分や家族の命、財産を守るのは自分の力でやる必要があります。

不審者に対しては、センサーを張り巡らして侵入させない、押しボタンでベルなどを鳴らす、防犯カメラで映像を記録するなど、防犯対策を行っていることを侵入者、犯罪者に示すことで犯行対象から外させる努力を自分でやらなければなりません。
自分の身は自分で守る、そうしなければ誰も守ってはくれないからです。

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