防犯ブログ
- 強盗
2021年03月10日
6000万円のロレックス出品 待ち合わせ場所で襲われる
川崎市高津区で昨年12月、インターネットオークションにロレックスの腕時計(6000万円相当)を出品した男性会社員が、「実物を見たい」と2人組の男に呼び出されてバッグを奪われる事件があり、神奈川県警は9日にも1人を強盗傷害容疑で逮捕する方針を固めた。
バッグには900万円相当のロレックスが入っていたが、出品した腕時計は男性会社員が腕に巻いており無事だったという。
関係者によると、関与が浮上しているのは別の窃盗罪で大津地検に起訴されている滋賀県の男性被告(20)。男性被告は2020年12月30日午後9時15分ごろ、川崎市高津区の立体駐車場で、男性会社員を暴行して軽傷を負わせ、ロレックス1個(900万円相当)が入ったバッグや財布を奪った疑いが持たれている。
男性会社員はネットオークションに6000万円相当のプレミア価格のついたロレックスを出品。男性被告側から写真共有アプリ「インスタグラム」などを通じて問い合わせがあり、「実物を見たい」という求めに応じて駐車場で待ち合わせたところ襲われた。
この事件をめぐっては、すでに1月27日に東京都内の大学生の少年(19)が同容疑で逮捕され、家裁送致されている。男性被告と少年は面識がなく、県警は他に指示役がいるとみている。少年は「小遣い稼ぎのためだった」と容疑を認めているという。
<3/8(月) 20:00配信 毎日新聞より>
被害者の男性がネットオークションにロレックスを出品したとありますが、どのようなオークションかは不明です。
そのオークションを通じてかどうかは分かりませんが、インスタグラムなどを通じて容疑者から問い合わせがあり、直接やり取りし、実際に会うことになったのでしょう。
6000万円ものロレックスを持って午後9時に駐車場で見知らぬ者と会うというのは非常に恐ろしいシチュエーションです。
相手が犯罪者とは全く想定していなかったのでしょうが、冷静に考えたら危険な状況です。
それほど高価な商品の売買を行う場合、もっと信用できる相手、安心できる場所で取引を行うべきです。
相手が6000万円の商品を持っていることを犯罪者側は知っているわけですから、確実に6000万円を得られると考えて犯行を行うでしょうから相当のリスクがあっても完遂させようと考えるはずです。
それは犯罪者側がより危険になり、より過激な行動を行う可能性が増えることを意味します。
つまり、相手を殺傷してでも金品を奪うということです。
個人取引やネットオークションのCMを目にすることがありますが、より手軽でより身近に行えるからこそ注意が必要です。
数千円とか1~2万円の取引ならトラブルにならないことでも金額が数百万円、数千万円になると話が違ってきます。
取引にふさわしい場所か、相手か、状況かを見極めることが大切です。