防犯ブログ
- 窃盗
2021年10月22日
運送会社のトラック狙い 家電窃盗被害200万円
先月26日、埼玉県・川口市の運送会社に設置されていた防犯カメラが窃盗の瞬間を捉えた。
午前2時半ごろ、二人組が人気のない運送会社の敷地内へと入り、トラックの間へと消えていく。
その数分後、仲間が運転するとみられるトラックが敷地に侵入。ここから大胆な犯行が始まる。
隙間から出てきた男が手にしている大きな箱。停めてあったトラックの荷台から盗み出しているのは、テレビやエアコンなどの家電製品だ。中には、二人がかりで運ぶ大きなものも。犯行開始からおよそ1時間、盗み出した家電製品を乗り入れたトラックに積むと、窃盗犯らは逃げ去っていった。
被害を受けた運送会社によると、盗まれた家電は22点、被害総額は200万円相当だという。
被害を受けた運送会社の代表は「平日の夜って、ちょこちょこ車が動くんです。でも土曜日の夜中から日曜日にかけては、夜中動かないんですよ。だからたぶん犯人もそれ知っていてやったんですよね、手慣れていましたし」とコメント。防犯カメラの映像から、以前から窃盗犯に狙われていた可能性があったのではないかと語った。
さらに、家電製品が盗まれたトラック9台は、荷台を開ける装置が破壊されていて、修理には50万円ほどかかったという。運送会社の代表は「お客様から大事な荷物を預かって運んでいる。そういうのを盗難されて、挙句の果てには大事な商売道具であるトラックを壊されて、本当に許せない犯罪ですし、早く犯人がつかまってほしい」と訴え。この運送会社は、警察に被害届を提出したという。(『ABEMAヒルズ』より)
<10/13(水) 8:30配信 ABEMA TIMESより>
盗難被害というと、単純に物が盗まれる被害という印象を受けますが、実際の被害ではそうではなケースがほとんどです。
今回の事件では、家電製品を載せていたトラックの荷台が狙われ、荷台を開ける装置が破壊されたことによって修理代が約50万円掛かったとあります。
他の事件でも、扉、窓ガラス、シャッターが壊され、そこから建物の中に侵入された場合、物が盗まれる被害だけでおさまることの方が少ないと思われます。
何か物が盗まれたが、それ以外の被害は何もなかったという結果の方が珍しいでしょう。
ですから例えば、大金や高価な商品、宝石貴金属などは置いていないので泥棒に狙われる可能性は低いだろうと考える人がいるかもしれません。
しかし、泥棒にとってみれば、相手先に大金や高価な品が置いているかどうかは不確実です。
その上で何か金目の物がないかを物色しようと考えるはずです。
仮に目当ての物を手に入れることができなければ、腹いせにその場を荒らしたり、最悪の場合、放火して証拠隠滅を図ろうとする者もいるかもしれません。
盗難被害だけでなく、破損などの破壊被害も考慮した上での防犯対策でなければなりません。