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2021年11月24日 ブランド品買取店で窃盗 犯行時間1分余りで1500万円相当奪われる

22日朝、大阪市内の開店前のブランド品買い取り店の防犯カメラの映像。

一直線に店の奥へと小走りでやって来た男。

すると、男は、手に持ったバールのようなもので、ガラスをたたき割っていった。

そして、陳列された商品をかばんに詰めていく様子が映し出されている。

男の様子を見てみると、両手をフリーにするためか、ヘッドライトを装着していることがわかる。

その後もガラスケースを割り続け、手慣れた様子で、次々と商品を盗んでいく。

店に入ってきてから出るまで、わずか1分余りの犯行。

22日午前6時半ごろ、大阪・ミナミの心斎橋筋商店街のブランド品買い取り店で、窃盗事件が起きた。

朝早くとはいえ、大阪を代表する商店街での大胆な犯行。

店のシャッターを開ける装置の一部に、削られたような跡があった。

防犯センサーが作動し、警備会社に通報。

その8分後に警備員が駆けつけるも、すでに犯人の男の姿はなかった。

高級時計ロレックスなどがなくなっており、警察によると、およそ20点、被害額は1,500万円相当にのぼるという。

店内には、ガラス片が散らばり、陳列棚は、見るも無残な姿になっていた。

逃げた男は、上下黒の服に帽子をかぶっていたということで、警察は、窃盗事件として捜査している。
<11/22(月) 19:42配信 FNNプライムオンラインより>

ブランド品買取店や宝石貴金属店での窃盗による被害金額は、他の業種や店舗に比べると大きな金額になることが多いのは皆さんご存じだと思います。
取り扱う1点あたりの商品が高額なため、盗まれた商品数が少なくても、1事故あたりの被害金額は大きなものになります。
店舗においても防犯カメラや警報システム、警備員の駆けつけなど、各種防犯対策がとられていることは一般的であり、無対策の店舗では被害に遭ってしまっても仕方がないと思えるほどの状況です。

どのような防犯対策を講じていても、犯罪者はそこに高額商品が多数存在していることを知っているわけですから、防犯カメラの映像に記録されることも、警報システムが鳴動することも、警備員が駆けつけることも承知の上で犯行を行います。
つまり、危険を犯してでも犯行を行う価値のある現場と判断するのでしょう。
そのような場所での防犯対策は非常に難しいものです。
カメラ、アラーム、警備員の対策があっても犯行を行うとするのですから、残念ながら普通の対策では十分な効果は期待できません。

弊社の提案する防犯システムで「フォグガード」という侵入を感知すると霧が噴射し、侵入者の視界を遮り、それ以上の犯行を行えなくする対策がありますが、入られることを阻止するのは不可能と考え、盗み出す犯行を邪魔する対策に考え方を切り替えるべきでしょう。

その他にも商品を破壊されにくいショーケースに保管し、犯罪者が壊そうとしても非常に時間が掛かる、手間が掛かるものにしておけば、少なくとも1分余りで犯行を終えることはできなくなります。
その場からは逃げられるでしょうが、商品は盗まれなくて済む可能性が高まるかもしれません。

ただ、侵入方法として、盗んだ自動車やトラックで突入するような手口も発生していますから、その場合は壁や扉などの修理費用が相当なものになることを覚悟しなければなりません。
いずれにしても、ブランド品買取店や宝石金属店などでは一般的な防犯対策だけでは不十分であることを認識し、その上での対策を考える必要があります。

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