防犯ブログ

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2022年04月01日 肉の無人販売店で万引き 防犯カメラは4台設置あり

肉の無人販売所の防犯カメラがとらえた窃盗犯。次々と商品を手にして料金箱の前にやってくるが、肝心のお会計はお金を"入れたフリ"。代金を払うことはなかった。


マンゴーアイスに特上カルビ 1700円を万引き
被害にあった無人販売所には、4台の防犯カメラが設置。犯行の一部始終を映し出していた。

被害者:(犯人は)あそこの上にある防犯カメラを見ていました。その視界を遮るように手元を隠していた。

3月26日午後11時ごろ、名古屋市内にある肉の無人販売所に入ってきたのは、全身黒ずくめの人物だった。防犯カメラの位置を確認しているのか、店内をキョロキョロと見回している。

すると、冷凍ケースの中から1個400円のマンゴーアイスを手に取る。

そして冷凍庫を開け、700円の特上カルビを選ぶと料金箱へと歩いていく。

代金1100円を支払えば何の問題もないのだが、タブレット端末で会計の手続きをしていたその時だった。

ポケットから出した手にはお札のようなものが握られているが、料金箱にお金を入れることはなかった。手元を見えないように、しっかり服で隠す周到ぶり。

揚げ句の果てに500円の焼肉のタレと、鮮度を落とさず持ち帰るためか100円の保冷バッグまで奪った黒ずくめの人物。被害額は合わせて1700円だった。

人の良心で成り立つ無人販売所 店長「理解できない」 
被害に遭った肉の無人販売所「おウチdeお肉 名東極楽本店」は2月にオープンしたばかり。

「おウチdeお肉」店長:あいち牛の特上カルビが取られました。万引きの中でも、厚かましいくらいの万引きの仕方かな。

人の良心と信頼関係で成り立つ無人販売所だけに、店長は憤りを隠せない。

「おウチdeお肉」店長:お客さんの善意で成り立っている部分が、どうしても無人販売所はある。みんなが便利だと使ってもらう中で他の人の便利を奪うことになるので、ちょっと理解できないというのが本音。

被害に遭った店は今後、警察に被害届を提出するという。
(「イット!」3月28日放送分より)
<3/28(月) 20:21配信 FNNプライムオンラインより>


日本で今後拡大すると予測される人口減少や高齢化に関して、同様に若い労働者も増えることはなさそうです。
コンビニなどで深夜の時間帯のみ無人営業を試験的に行うところが出てきていますが、他の業種においても無人販売店も増えてくるでしょう。

野菜の販売所など今までも無人で行ってきたところはありますが、焼き肉店の無人販売店が出てきたのに驚きました。
しかも1点1000円以上もする商品を置いているようなので、今回のような窃盗被害に対するリスクは高そうです。

対策として防犯カメラを4台設置されていますが、残念ながら今回の盗難被害を防ぐことはできませんでした。
今回の事件とは別に、盗みを働こうとした者がいて防犯カメラの存在に気づいたため、その場での犯行を断念したという可能性は十分に考えられますので、防犯カメラの効果がないとは言えません。
ただ、犯行は記録することができても、犯行自体を阻止することができない事後の防犯対策という印象はぬぐえません。
犯人を捕まえることには役立つかもしれませんが、被害は発生してしまう可能性があるということです。

防犯カメラの存在によって犯行の抑止力、その場での犯行を思い留まらせる効果に期待するのであれば、例えばカメラの映像を店内のモニターやスクリーンに映し出し、映像を記録していることもアピールすることで、ここはやめておこうと思わせることができれば成功です。

自動販売機も含めて無人の販売店に、商品とお金が置いてあるというのは海外では考えられない状況と言われます。
今後外国からの移住者が増えることで日本での犯罪の質が変化するかは分かりませんが、無人販売店や防犯対策もそれに応じて変えていかなければならないでしょう。

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