防犯ブログ
- 防犯カメラ
2022年07月22日
防犯カメラの様々な活用方法とは?
神奈川県警横須賀署は29日、器物損壊の疑いで、同県横須賀市大矢部3丁目、会社員の男(48)を逮捕した。
逮捕容疑は3月24日午後1時40分ごろ、自宅近くの飲食店で、タッチパネル式の券売機(被害見積額29万7800円)を拳で殴って壊したとしている。
「記憶にない」と否認しているという。
署によると、男は食券を買う際に券売機を拳で殴り、タッチパネルにひびが入った。
恐怖を感じた女性店員が別の券売機を使うよう勧めると、男は食券を購入し、そのまま食事をして帰っていったという。
その後、同店が110番通報。
防犯カメラの映像から男が浮上した。
配信 カナロコ 神奈川新聞社より>
食券の券売機を殴りつけた男に対して、店員の女性は別の券売機を勧め食券を購入させ、そして他のお客さんと同じように食事を提供し、一旦帰らせる。
その後、警察に通報し、店に設置した防犯カメラの映像から男が逮捕される、とても冷静な行動でした。
普通なら券売機を殴った段階で、大声を出したり、店の責任者に連絡したり、警察に通報するなど、何とか自分で解決しようと行動してしまいそうなものです。
ただ、怒っている相手をさらに逆上させる、警察への通報を持ち出すことで窮地に追い込む可能性があり、結果として事態が悪くなることもあり得ます。
店のマニュアルで対応が決められていたのかもしれませんが、防犯カメラの存在がなければ、また別の対応になっていた可能性はあります。
防犯カメラの具体的な活用方法とは?
- 防犯目的(それ以上の犯行を継続させない)
- 抑止力(犯行の下見時にその場での犯行を思い留まらせ、別のターゲットに移行させる)
- 犯人特定、犯罪の証拠(記録した映像から犯人特定につながる、証拠となることもあります)
- 高齢者の見守り(離れた場所で暮らす家族が安心して見守ることができます)
- 病院や介護施設(病室の患者さんの状態を医師や看護師、職員が確認できます)
- ペットサロンや動物病院(預けているペットの様子を確認できます)
- 社員・従業員同士のトラブル防止(社員間でのトラブル防止にも使えますし、人に見られていないとさぼったり、いい加減な対応をする者もいます)
- 店員の指導(多店舗経営の場合、離れたところから店員の指導が行えます)遠隔監視システムi-NEXTとは?
- 商品の在庫・陳列状況(離れたところから店員に指示を出せます)遠隔監視システムi-NEXTとは?
その他の効果とは?
カメラの映像を大型モニター等でその場に映し出すことで、自分がこのように映っている、こんなに鮮明に記録されていることを、犯罪者やその予備軍に対して知らせることで、より効果的になります。
また、色々なところに設置されたカメラの映像を映し出すことにより、開放的な空間(オープン)を演出でき、周囲の印象を明るくできます。
中の様子が分からない、何をやっているのか分からないような場所の場合、閉ざされた、閉鎖的な暗いイメージを払拭することにつながるかもしれません。