防犯ブログ
- 侵入手口
2022年08月10日
知らない間に合鍵作られた? 合鍵を使って侵入、現金盗まれる
埼玉県警大宮西署は7日、住居侵入と窃盗の疑いで川越市大袋新田、運転手の男(35)を逮捕した。
逮捕容疑は1月15日午後5時ごろから16日午後5時35分ごろまでの間、さいたま市大宮区内にあるアパートの20代女性方に侵入し、現金6万9850円を窃取した疑い。
同署によると、被害女性が16日午後に外出先から自宅に帰宅したところ、室内に置いてあった現金がなくなっていることに気がつき、翌17日午前3時「室内に置いていた現金が盗まれた」と同署に通報。
2人は会社関係で面識があったという。
周辺の防犯カメラなどの精査から男の関与が浮上。
窓ガラスが割れているなど、強引に侵入した形跡がなく、被害女性が鍵を紛失していなかったことから、同署では男が何らかの方法で合鍵を入手して玄関ドアを開錠して女性方に侵入したとみて捜査を進めている。
男は「部屋の中に入って金を盗んだことに間違いない」と容疑を認めている。
<7/8(金) 16:15配信 埼玉新聞より>
自分の知らない間に自宅の鍵が盗まれ、そして合鍵を作られ、また元の保管場所に戻されるというのは、どのような条件下であれば可能なのでしょうか。
常に身に着けている場合は、犯行としてはほぼ不可能に思えます。
考えられるのは、
- 出社時にカバン等を自席付近に置いていた ⇒ それが盗まれ、複製後戻した
- 出社時にカバン等を(施錠していない)ロッカーに保管していた ⇒ それが盗まれ、複製後戻した
- 自宅で就寝中に侵入された ⇒ それが盗まれ、複製後、再度侵入し戻した
- (賃貸マンションの場合)大家・管理会社が所有しているものが盗まれた、もしくは悪用された ⇒ それを使って侵入
- 過去に(鍵屋で)合鍵を作った際、別に複製された ⇒ それを使って侵入
それぞれの防犯対策としては、
- カバンは自席付近に置くのではなく、施錠できる机の引き出し等に置く(置くスペースがなくても整理して確保する)
- 都度ロッカーは施錠する(手間であっても)
- 就寝中に窓・扉はきちんと施錠する(暑くても開けっ放しにしない)
- 防犯カメラを設置し、外部だけでなく内部も監視する(もしくはセンサーで侵入警戒対策を行う)
- (侵入された形跡など不審に思ったら)別の業者で鍵を作り変える
4と5の犯行に関しては、被害者ではどうしようもない、防ぎようのない犯行ですので、せめて自宅に大金は置かない(こまめに銀行へ預け入れる)などして万が一侵入されても盗まれるものがない(少ない)状態にしておくべきでしょう。
現金だけでなくパソコンやスマホ等が盗まれる可能性もありますから、パスワード設定するなど個人情報の流出を防ぐ最低限の対策は行うべきです。