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2022年10月21日 大阪コインランドリーで窃盗事件 警報機鳴動3分以上で犯行あきらめる?

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大阪府のコインランドリーで、両替機が破壊される事件がありました。男の3分にわたる犯行の一部始終を防犯カメラが捉えていました。

大阪府四條畷市のコインランドリーの両替機が破壊され、見るも無残な姿になっています。

記者「両替機の中の現金を狙ったとみられる悪質な犯行。その一部始終が防犯カメラの映像に映っていました」

9月4日午前5時半ごろ。24時間営業のコインランドリーの建物の裏手から出てきた人物が中に入って行きます。

防犯カメラの映像に映っていたのは、肩に袋をぶらさげた黒色の長袖Tシャツ姿の男です。

男は、一直線に両替機に近づきます。ポケットから出した手には手袋がつけられているのが分かります。おもむろに袋から取り出したのは、バールです。

そして、次の瞬間。両替機を破壊し始めました。破壊を始めて10秒ほどで警報機が作動し、しばらく、周囲を気にして振り返る様子も見せますが、結局、男は逃げることもなく、犯行を続けます。

その後も、中にある現金を取り出すためか、両替機の右側から始めた破壊行為は、下側、そして左側へ。3分以上にわたった執拗な犯行でしたが、最終的には何も盗まずに立ち去りました。

外の防犯カメラの映像には、来た時と同じように建物の裏手へと歩いていく様子が映っていて、その後、再び男が現れることはありませんでした。

被害にあった店によると、両替機の中の現金は盗まれなかったものの、新しい両替機と入れ替えるのに約80万円の費用がかかったといいます。


コインランドリー オーナー「まさか自分の店が、そういうふうに(被害に遭うとは)夢にも思わず、大変驚きました。ものすごい怒りがこみあげて。何してくれてんねんと」

ただ、オーナーは以前、別の店舗で窃盗の被害に遭った教訓を活かし、ある対策をしていました。

オーナー「被害にあったときには、最小限の被害に抑えれるように。実際にこの中に入っている金額は本当に少ししか入っていないということもあるので、知ってもらって、犯罪抑止に繋がればいいなと思った」

オーナーは被害届を提出し、警察は、窃盗未遂事件として逃げた男の行方を追っています。


<9/12(月) 17:27配信 読売テレビより>

今回の事件を整理すると、

  • コインランドリー店
  • 日曜日の早朝5時半の犯行
  • 防犯カメラあり、警報システムあり(警報機作動3分間)
  • 両替機の中の現金は少し(前日に金融機関等に預け入れ?)
  • 両替機は破壊して現金を盗みにくい構造?
  • 両替機はバールで破壊された(入替費用は約80万円

断言はできませんが、警報システムが3分間以上鳴動すれば、今回のように泥棒はその場での諦める可能性があります。

それ以上経つと、警報機の音を聞いた周囲の人が駆け付けたり、警察に通報したりするかもしれないからです。

ただ、泥棒が3分以内に犯行を成功させ、その場から逃走することもあり得るため、今回のように両替機から現金を持ち出せないようにする、防犯カメラを設置しさらにプレッシャーをかける、現金は少なめにしておくなどの工夫も必要になります。


オーナーの「被害にあったときには、最小限の被害に抑えれるように」という考え方は、とても大事なことだと思いますが、結果としては両替機は破壊され、両替費用として80万円掛かってしまいました。

可能かどうかは分かりませんが、両替機は万が一壊された時のことも考えて安価なものとする(機能面があり難しそうですが)、中の現金は少なくし、現金は少額しか入っていないことを明記する(チラシに記載して張り出す方法はスマートではなりませんが、苦労して壊す価値がないことを示せれば良いでしょう)


現金を置かずにキャッシュレスを導入するという方法もあるでしょう。

利用者は事前に会員登録してもらい、会員以外は入室できないようにし、そして会計もその場で行わないようなシステムを導入すれば現金が盗まれる心配はありません。

システム導入には多額の設備投資が必要になることもありますが、バールで両替機を破壊して現金を盗もうとする原始的な泥棒対策としては有効です。(その他の防犯対策

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