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2023年03月31日 マイクロチップでペットを守る 40万円の高級猫盗難

猫横顔.jpg

 知人のアパートからネコ1匹を盗み出したとして、警察は本籍が金沢市の23歳の男を逮捕しました。ネコに埋め込まれたマイクロチップが被害者のネコだと特定する手掛かりとなりました。

 住居侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、本籍が金沢市で住居不定の自称アルバイト従業員の容疑者(23)です。容疑者は、今月7日、内灘町にある知人の女性のアパートに侵入し、時価およそ40万円相当のネコ1匹を盗み出した疑いが持たれています。

 警察によりますと、事件は、被害者の女性から、飼いネコが盗まれたという110番通報で発覚。ネコは生後2、3か月のスコティッシュフォールドという種類で、容疑者は被害者の住むアパートの鍵がかかっていなかったため、玄関から侵入して、盗み出したということです。その後、ネコは容疑者の友人に預けられていましたが、埋め込まれていたマイクロチップによって被害者のネコと判明し、今は被害者のもとに戻っているということです。

 調べに対し、容疑者は「許可なく連れて行ったことは間違いない」と、盗んだ容疑について一部を否認しています。警察は、余罪や動機について調べを進めています。

<2/21(火) 20:48配信 北陸放送より>

ペットのマイクロチップ登録書.jpg

 ペットを守るために埋め込んでいたマイクロチップが犯人逮捕に役立った例です。

 それ以外にもペットが不要になり、不法に遺棄するような飼い主に対して、マイクロチップの存在が所有者(飼い主)を特定することにつながる可能性もあります。


 ただ、今後は転売する前に盗んだペットから埋め込まれたマイクロチップを取り出すというような措置を泥棒側が行うことも考えれます。

 高く売れるペット(商品)であれば、それぐらいの手間を掛けても良いと思う泥棒が出てくるかもしれません。

 被害者側の犯罪を防ぐための対策(防犯対策)と、加害者側のそれを破るための手段(犯罪の手口)がイタチごっこになってしまうのも仕方がありません。


 また、一つの対策に長期間、絶対の信頼を寄せるというのは実は危険なことです。

 この対策をしているから常に安心だ、万全だと考えることは油断につながります。

 当初はその対策が非常に効果的で、犯罪者から身を守ることに成功していたかもしれません。

 しかし、ある時、犯罪者側の手口が進化、進歩し、その対策を破る、無効化などに成功する時が来るかもしれません。

 それは結果として、防犯対策が破れ、盗難等の被害に遭ってしまうことになります。

 そうならないためにも、防犯対策は定期的に見直し、問題がないか確認し、可能であれば新しいものへ変えていくべきです。

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