防犯ブログ
- 万引き
2023年06月23日
「カメラが少ないから、万引きできると思った」 スーパーで17点万引き犯逮捕
13日午後、北海道苫小牧市のスーパーで、綿棒やサプリメントなど、17点もの商品を盗んだとして、35歳の女が逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、苫小牧市明野新町に住む35歳の無職の女です。
この女は13日午後2時すぎ、苫小牧市三光町のスーパーで、綿棒や消臭剤、サプリメント、調味料など17点(販売価格計2万2657円)を盗んだ疑いが持たれています。
警察によりますと、女は、所持していたエコバッグに商品を入れ、そのままレジを通さず、店外に出ていました。
目撃した警備員が女を捕まえて、警察に「万引きの犯人を捕まえている」などと通報しました。所持金は明らかにされていません。
取り調べに対して35歳の無職の女は、具体的な店舗名をあげた上で「カメラが少ないから、万引きできると思った」などと話し、容疑を認めているということです。
警察は、防犯カメラについての供述もあることから、女が窃盗をくり返していた可能性も含め、引き続き調べをすすめています。
<4/14(金) 8:04配信 HBCニュース北海道より>
この万引き犯は、「警備員」より「防犯カメラ」を警戒していたことが分かります。
警備員、セキュリティシステム、防犯カメラ、防犯ミラー、店員、来客数、商品棚の高さ、陳列数、何を重要視するかは泥棒によって異なるでしょう。
カメラが少ないから、万引きできると思った、という供述は、裏を返せば、カメラが多ければ、万引きできない(するのは難しい)と考えた可能性が高いということです。
カメラを多く設置していれば、この万引き犯の被害には遭わなかったかもしれませんが、警備員や店員による巡回や見回りが有効な店舗もあるでしょう。
人の目による監視を泥棒が最も警戒するのは当然です。
ただ、カメラ(機械の目)にも弱点があるように、人の目にも弱点があります。
24時間常に同じ状態(高い集中力)で監視し続けることは難しく、時に穴が空いてしまうこともありますし、複数名の人員が必要となり人件費が増えます。
カメラは24時間常に同じ状態で監視し続けることはできますが、配線切断時や停電時には電源のバックアップ策が必要となります。
初期投資は相当な金額が掛かりますし、安定したパフォーマンスを求める場合は定期的なメンテナンス(点検)が必要になります。
どちらも一長一短で、設置先の要望や状況に応じて最適なものを導入すべきでしょう。