防犯ブログ
- 万引き
2023年06月09日
「以前、万引きした女がまた来ている・・・」 ドラッグストアで現行犯逮捕
今月28日、富山県黒部市のドラッグストアで化粧品を盗んだとして、窃盗の疑いで48歳の女が現行犯逮捕されました。逮捕の直前、店からは「以前、店で万引きしていったとみられる女がまた来ている」と警察に通報が入っていました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、黒部市三日市に住む48歳の無職の女です。
今月28日午後7時ごろ、女は黒部市内のドラッグストアで、化粧品1点(販売価格1280円)を盗んだ疑いがもたれています。
警察によりますと、犯行の直前、ドラッグストアの店長から警察に「以前に店で万引きしていったとみられる女がまた来ている」と通報が入りました。
通報を受けた警察が、店長から事情を聞いていたところ、店内では女が化粧品を窃盗。犯行を目撃した別の店員が女を引き止め、駆け付けた警察官によって現行犯逮捕されました。
警察によりますと、女は「盗んだことは間違いない」と容疑を認めているということで、引き続き余罪について捜査しています。
<3/29(水) 17:41配信 チューリップテレビより>
同じドラッグストアで万引きするということは、前回盗むことに成功したため、次も大丈夫だろうと考えての犯行でしょうか。
犯行動機は犯人にしか分かりませんが、万引き対策(盗難対策)を行っていない、被害に遭っても対策を行わない店だと被害者を甘く見ているとも考えられます。
万引き犯に狙われやすい特徴がいくつかあります。
- 防犯カメラがついていない ⇒ 従業員の目視による監視には限界があります
- ついていても録画装置がない ⇒ 常時カメラ映像を確認しなければなりません
- 録画映像を確認していない ⇒ 怪しい者が映ったとしても、その映像を確認しなければ録画しただけになります
- ついているが台数が少ない ⇒ カメラの死角となる箇所が増えてしまい、そこの商品が狙われると弱い
- 防犯ミラーがついていない ⇒ 死角となる場所が減らせます
- 商品の陳列棚の配置が悪い ⇒ 棚の陰に隠れて犯罪行為を行いやすくなり、見通しも悪くなります
- 従業員が少ない ⇒ 見回りや監視する人員が不足する(混雑時は特に)
- 商品に(盗難防止の)タグがついていない ⇒ 会計を済ませず商品を店の外に持ち出しやすくなります
- 商品の在庫管理をきちんと行っていない ⇒ 盗まれた商品があっても気付きにくい(犯行の発覚が遅くなるとそれだけ犯人特定は難しくなります)
- 大金を置いている、現金をレジ内に保管したままにしている ⇒ 客として下見しレジ内の大金が見えると、そこは恰好のターゲットになります
以上の特徴で、複数のポイントに当てはまる場合は、そのままの状態でいることは危険でしょう。
いずれ万引き犯に狙われる可能性が高いと言えます。
犯罪者によってターゲットを選ぶ際のポイントは異なりますが、自分が捕まらないことを最優先にしているのは、全員に共通していることです。
効果的な防犯対策としては、犯罪者が気持ちよく犯罪行為を行うことができない環境を作り上げることです。
彼らが捕まるかもしれないと思わせる対策ことが効果的なのでしょう。