防犯ブログ
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2023年12月15日
インド料理店の警備は甘い インド料理店中心に100件以上空き巣
外国人が働くインド料理店を中心に空き巣を繰り返したとして、奈良署は11日、住所不詳、無職の容疑者(30)を窃盗などの疑いで逮捕したと発表した。「日本人が働く店に比べて警備が甘く、生活費を稼ぐためにやった」などと話し、容疑を認めているという。
逮捕容疑は4月23日の未明から朝にかけて、埼玉県北本市の閉店中のインド料理店に玄関をバールでこじ開けて侵入。レジにあった現金6万3850円などを盗んだとしている。容疑者は奈良市のインド料理店から5月に現金を盗んだとして、窃盗などの罪で逮捕・起訴されている。埼玉の店に帽子を落としていたことが分かり、付着したDNAから関連が浮上した。
奈良署によると、容疑者はインド料理店を狙った理由について「警備会社と契約しておらず、レジに現金を残したまま閉店する店が多かったから」と説明。今春以降、ネパール料理やスリランカ料理の店を含む8府県の計100店以上で同様の被害が確認されており、同署は関連を調べている。【川畑岳志】
<9/11(月) 19:54配信 毎日新聞より>
インド料理店は日本人が働く店に比べて警備が甘い、というのが逮捕された泥棒の供述にあります。
実際にそうかは分かりませんが、日本国内において外国人が日本の警備会社と契約する、もしくは自分で防犯システムを購入することは、日本人と比べるとハードルが高いということは考えられます。
例えばリース会社の審査が通りにくい、分割支払いの契約が難しいことなどもあるかもしれません。
また、言葉の問題で契約内容の細かいところが購入者に伝わらない可能性も販売側が心配するところでしょうか。
外国人の経営者が日本で改善してほしいところは多々あるはずです。
今後懸念されるのは、外国料理の店舗という理由だけで狙われることです。
また、日本人が経営する外国料理の店が外国人が経営する店と間違われて狙われることもあり得ます。
防犯システム、防犯対策の有無に関わらず、泥棒などの侵入事件が起こると何らかの被害は生じます。
一番狙われる現金の盗難被害は発生しなくても、何かが壊される被害は発生する可能性が高いと言えます。
シャッターや扉がこじ開けられる、窓ガラスが割られる、レジが壊される、イスやテーブルなどの備品が傷つくなど、場合によっては盗難被害よりも破損被害の方が金額的に大きくなることもあります。
一番良いことは、最初から泥棒などの侵入者のターゲットにならないことです。
彼らがターゲットに選ぶのは、簡単に犯行ができる、大金を盗むことができるなど何らかの狙われる理由があります。
事前の防犯対策をお勧めするのは、防犯システムの存在が彼らから狙われない理由の一つになり得るからです。