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2023年12月01日 日本でなかなか定着しないボランティア活動?

ボランティアメンバー.jpg

 7月、札幌市北区の無人販売店からハンバーグなどを盗んだ疑いで送検された男はその後も2度、同じ店で犯行を重ねた可能性があることがわかりました。

 7日、送検されたのは、札幌市北区麻生町の無職の男(31)です。
 容疑者は、7月20日午前3時ごろ、札幌市北区の無人販売店からハンバーグなど、食料品32点を盗んだ疑いが持たれています。
 調べに対し、容疑者は「仕事もなくて、金もなくて、腹がすいていたので盗んだ」などと容疑を認めているということです。

 この店舗では、7月29日と先月10日にも同様の被害があり、警察は防犯カメラの映像から甲斐容疑者が犯行を重ねていた可能性があるとみて調べています。

<9/7(木) 17:35配信 HBCニュース北海道より>

 日本ではホームレス、無職者等への目に見える支援が少ないように思うのは私だけでしょうか。

 海外では炊き出しや無料宿泊施設の提供が行われることは珍しくないように思います。

 また、一般の人も不要になった衣類等を寄付などの形で提供することもあり、ボランティア活動が社会に根付いている印象です。

 日本でボランティアというと、特別な支援という認識の人がまだ多く、地震や台風などの自然災害への支援という一面が強いように思います。

 他者への思いやりやおもてなしを重視する日本で広がらないのが不思議なくらいです。


 30年ほど前ですが、高校生の時にボランティア活動として身体が不自由な人、障がいを持つ人の職業訓練施設に行ったことがあります。

 就職するための技能を習得することを目的とした施設でした。

 今までそのような活動はしたことがなく、障がいを持つ人と直接関りを持つこともなかったため、驚くこともあり、知らなかったことがたくさんありました。

 ほんの数日間でしたが、技能を習得するために一生懸命学ぼうとしている人たちと接して、自分も何か手伝いができたらいいのにという気持ちになったことを覚えています。

 ただ、その活動が終了してからは献血に数回行った程度で、自主的な行動は何もできていないため、あまり意味がなかったと言われても仕方がありません。


 今思うことですが、もっと子供の頃から定期的かつ、継続的にこのような活動があれば、自分たちにも関係のあることとして認識しやすくなるのではと感じます。

 今は実感がなくても、例えば自分の家族や友人に病気やケガ等で突然身体が不自由になることもあり得ます。

 そうなってから対応するのではなく、日頃から接することでより身近な問題・課題として捉えられるようになるはずです。


 ホームレス、無職者、障がいを持つ人への支援を一くくりに考えるのはおかしいですが、自分に余裕のある範囲で、他者への支援を行う人が増えれば、社会全体が成長することにつながり、そして、犯罪の発生等を減らすことにもつながるのではないでしょうか。

 住む家もなく、仕事もなく、どうしようもないので犯罪を犯してしまったという人を少なくすることだけでも大きな成果と言えます。

 また、生活保護を受けたくても申請方法が分からない、提出書類が用意できない人もいるでしょう。

 金銭面だけではない、そういった人への人的支援も必要ではないでしょうか。

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