防犯ブログ
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2024年03月01日
日本人は世界一イジワル?
昨年の夏ごろ、「日本人は世界一礼儀正しいが、世界一イジワルだった」というニュースが話題になりました。
自分の利益より他人の不幸を優先する度合いを測る実験の結果、日本人がダントツだったというものです。
最近日本のバラエティ番組や動画配信で、日本の素晴らしさ、日本人の優しさなどを強調する内容が多いだけに少し意外な気がしました。
しかし、そのニュースの通りに日本人はイジワルな人が多いなぁと実感したことがありました。
先日、久しぶりに新幹線に乗り、京都から名古屋まで移動した時の話です。
のぞみで一駅、しかも平日の昼間だったので自由席でも余裕で座れるだろうと甘く考えていたのが間違いでした。
車両に乗り込むと多くの乗客がいて、空席の方が少ないほどでした。
それでもいくつか空席はあり、私を含めた席を探している人たちが座れる程度は空いている感じでした。
席を探している人を見かけたら、自分から荷物や服を移動させて席を空ける親切な人もいたのですが、多くの人が知らんぷり、寝たふり、スマホの操作に夢中、ただ無視する、そんな状況でした。
自分勝手、自分の利益を重視する、日本人の嫌な一面を見た気がします。
意図的に譲らない人は、特に中高年の男性、女性が多かったように思い、「老害」と呼ばれる人たちは、きっと彼らのような人なのだろうと思いました。
私は大きな荷物を持っていたので座りたかったのですが、こちらから席を空けてほしいと頼んで相手のさらに嫌そうな顔を想像したら、3~40分我慢した方がましだと考え、出入口付近の空きスペースで立つことにしました。
同じように多くの荷物を持った外国人旅行客も席を探していましたが、荷物や服で席を占領し人に譲らない嫌らしさを見ているのが恥ずかしくなりました。
このようなことから日本人に対して良くないイメージを持ち、次回旅行先を探す際、日本はその選択肢から外れるようなことになるのは非常に残念なことです。
日本の素晴らしさ、技術、文化、アニメ、漫画、建築物、食べ物、清潔さなど良い面ばかりを強調し、悪い面は存在しないような見せ方は、実際にマイナスイメージを持ってしまった時にさらなるイメージダウンを招く恐れがあるような気がします。
あるがままの本当の姿を見せて、その結果どのようなイメージを持つかは相手に任せた方が自然な感じがします。