2025.07.29
現場から始める防犯対策|中小企業が実践すべき基本ルール

「防犯対策」は中小企業経営者の仕事だけではありません
防犯対策というと、監視カメラや赤外線センサーなどの機器を導入するイメージがあるかもしれません。しかし、実際に犯罪を防げるかどうかは、現場で働く従業員一人ひとりの意識と行動にかかっています。
本記事では、防犯設備の導入を考える前に、中小企業が「現場でできる防犯対策」をどう整えるかを4つの基本ルールにまとめました。
1. 施錠・在室管理の徹底で「入らせない」習慣を作る
鍵のかけ忘れ、扉の開けっ放し。こうした小さな油断が、犯罪者には“入りやすい会社”に見えます。
出入りのたびに施錠を確認する。鍵を個人管理ではなく共有管理にする。
まずは「誰かがやる」ではなく、「全員がやる」ルール化を。
2. 声かけと通報ルールで「見逃さない」体制を作る
知らない人物が構内に入ったとき、「誰かが気づくだろう」では遅すぎます。
・不審者を見かけたらすぐに上司へ報告
・一人勤務中は、定期連絡や来訪記録を徹底
日常業務の中に**「異変を共有する流れ」**を作っておくことが、防犯効果を高めます。
3. ゴミ出し・喫煙時の無施錠リスクを見直す
ゴミ出しや休憩時に、扉や裏口を開けっぱなしにしていませんか?
犯罪者はそうした**“一瞬のスキ”を狙っています。**
短時間でも施錠をする意識。屋外に出る前に確認する習慣。
些細な行動が、防犯強化の大きな一歩になります。
4. 防犯機器は「運用されてこそ」効果を発揮する
設置された防犯カメラも、死角が多ければ意味がありません。
人感センサーも、点検されなければ誤作動のまま放置されがちです。
機器の有無ではなく、「正しく運用されているか」が成果を左右します。
そのためにも、定期的な運用チェックやマニュアル整備を徹底しましょう。
まとめ|現場の防犯が、会社全体を守る
今回ご紹介した4つの基本ルールは、どれも「すぐに始められること」ばかりです。
現場の防犯意識が高まれば、防犯システム導入の効果も倍増します。
🔐 本気で侵入を防ぐなら、防犯設備の導入を
現場でのルール整備は、防犯の第一歩です。
しかし、本気で「侵入されない会社」を目指すなら、“狙わせない仕組み”をつくる必要があります。
セキュリティハウスでは、威嚇力の高い「防犯システム」で、犯罪者の心理に先手を打つ対策をご提案しています。
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この記事は「もう狙わせない!中小企業が取るべき防犯対策4選」の関連コンテンツです。
この記事は2025年7月29日に内容を更新しました