2025.09.10
泥棒とは?手口・目的・種類を解説【防犯の基礎知識】

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はじめに:泥棒とは何か? 企業も狙われる時代に
「泥棒」と聞くと、住宅を狙う空き巣を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、実際は中小企業・店舗・工場などの“法人”もターゲットにされているのが現実です。
このページでは、防犯の第一歩として「泥棒」の基本を理解し、貴社が狙われないための土台づくりに役立つ知識をまとめています。
1. 泥棒とは?|法律上の定義と一般的な意味
法律では「泥棒」は「窃盗罪(刑法第235条)」に該当し、他人の財物を盗む行為を指します。
ただし、実務上は住居侵入や器物損壊などの他の罪とセットで発生することも多く、企業の防犯でも複合的な対策が必要です。
2. 法人を狙う泥棒の種類|無人時侵入・内部潜入型など
泥棒の手口には複数のタイプがあり、法人の場合は次のように分類できます:
■ 無人時侵入型(空き巣型)
夜間や休日など、貴社が無人になるタイミングを狙う犯行。裏口・窓・シャッターなどの死角を突くのが特徴です。
■ 営業時間中侵入型(内部潜入型)
業務中のすきを突き、来客や業者を装って侵入するタイプ。オフィスやバックヤードに入り込む手口が多く見られます。
■ 犯行目的別:金銭・情報・機器の窃盗
どの侵入手口であっても、金庫・PC・印鑑・顧客情報・機密書類などを狙うケースが大半です。 これらをまとめて「事務所荒らし」と表現することもありますが、侵入経路や手口ごとに対策を分けることが重要です。
🔸 マメ知識:「空き巣」「忍び込み」は本来住宅用語。法人では「無人時侵入」や「内部潜入型」といった表現が適切です。 (詳細記事は準備中です)
3. 泥棒の目的|お金だけじゃない狙いも
泥棒の狙いは必ずしも「現金」だけではありません。
- 現金・金庫・レジ
- 高額な備品(工具・パソコン・機械)
- 個人情報・顧客名簿・機密データ
- 印鑑・契約書・登記書類(悪用リスク)
特に中小企業は「施錠が甘い」「古い金庫を使っている」など油断されやすく、計画的に狙われることもあります。
4. 泥棒の行動パターン|泥棒心理を読めば“下見が9割”
泥棒は決して無計画に動くわけではありません。
特に法人を狙う犯行は「下見」が最重要ステップです。
彼らはまず、“侵入できそうか”“物がありそうか”“逃げやすそうか”の3点を下見でチェックします。
この段階で「リスクが高い」と判断されれば、犯行そのものを諦めるのです。
下見(侵入・物色・逃走の3点チェック)
泥棒は以下のような視点で現場を観察します:
- ✅ 侵入しやすいか?(無施錠の扉、死角の窓、壊しやすいシャッター)
- ✅ 盗る価値のある物がありそうか?(金庫・機器・出荷前の商品など)
- ✅ 逃げやすいか?(人気の少ない立地、カメラがないルート、深夜の時間帯)
🔸 つまり、“下見の段階で諦めさせる”ことが最大の防犯なのです。
5. セキュリティハウスの防犯は「狙わせない」が基本
セキュリティハウスが提唱するのは、
“そもそも狙われない環境をつくる”という「狙わせない防犯」です。
詳しく知りたい方は 防犯とは?セキュリティハウスの「狙わせない防犯」の考え方をご覧ください。
泥棒が下見した時にこう思わせることが重要です:
❌「ここは入りやすそうだな」
✅「ここはやめておこう。リスクが高すぎる」
そのためには、泥棒の心理を逆手に取った“見せる防犯”が必要です。例えば動画の様な機器は抑止力があり泥棒にとって脅威です。
🔸 マメ知識:泥棒が最も嫌うのは「威嚇・音・光・(他人の)目」です。 これら4つの要素こそが「防犯4原則」になります。→ 防犯4原則について詳しくは防犯4原則で敷地から守る!セキュリティガイドをご覧ください。
6. 中小企業で実際に起きた泥棒被害の事例
- 事務所の裏口が無施錠で、深夜に金庫がごっそり盗まれた(製造業)
- 工具庫が破られ、高額な機材が盗まれた(建設業)
- 従業員の昼休みに侵入され、事務所の現金と印鑑が盗まれた(小売業)
これらの事例の多くが「まさか自分の会社が狙われるとは…」という共通点を持っています。
まとめ
「泥棒」と一言で言っても、その手口や目的は多様化しています。 特に法人を対象にした犯罪は、計画性が高く、損害が大きくなりがちです。
まずは「どんな犯人が、どうやって、なぜ侵入するのか」を理解し、 正しい防犯対策につなげることが重要です。
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