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2025.07.22

窓の防犯対策はガラス破壊センサー!侵入を防ぐ仕組みと選び方

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中小企業の経営者にとって、「防犯対策」は後回しにしがちなテーマかもしれません。しかし、いざ空き巣や侵入被害に遭ってしまうと、金銭的損失だけでなく、従業員や取引先との信頼関係にも大きな影響を与えます。特に注意したいのが、窓からの侵入です。

警察庁のデータによれば、空き巣の多くが窓を破って侵入しています。シャッターや鍵をかけていても、「ガラスを割って中に入る」という犯行はわずか数十秒。そこをいかに早く察知し、抑止するかが、防犯対策の分かれ道です。

この記事では、泥棒に「狙わせない環境」をつくるためのカギとなる、ガラス破壊センサーについてわかりやすく解説します。仕組みや選び方、設置のポイントまで、経営者の視点でご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ガラス破壊センサーって何?

どんな仕組み?

ガラスが割れたときに発生する「高周波音」や「衝撃振動」を感知し、警報を鳴らす仕組みです。人に見られず侵入を試みる際でも、とっさにガラスを割ることが多く、その瞬間を検知できます。

メリットは?

  • 即時検知:ガラスが割れた瞬間に反応し、警報を発します。
  • 死角に強い:窓の外側に取り付ける必要がなく、死角になりにくい。
  • 既存設備と併用可能:防犯カメラやアラーム、外壁センサーと一緒に使えます。

なぜ窓にセンサーが必要なのか?

窓は空き巣の侵入口ナンバーワン

日本の空き巣では、約半数が窓から侵入しています。特にガラスを割って侵入する手口は多く、犯行に時間をかけたくない犯人ほどこの手を選びます。

「狙わせない防犯」には窓対策が必須

セキュリティハウスの言葉を借りると、防犯は「狙われにくくする」ことが第一歩です。窓から侵入されそうだと思わせないようにするには、ガラス破壊センサーが非常に効果的です。

ガラス破壊センサーの選び方

検知方式

  • 音響式:特殊な高周波音(ガラスが割れる音)を検知します。
  • 衝撃式:ガラスに当たる衝撃振動を感知します。
    →音響式・衝撃式の両方を備えたタイプが、誤検知も少なく安心です。

設置場所とカバー範囲

  • 窓の上または横枠につけるのが一般的。
  • 感知範囲(例:半径2〜4m)を確認し、窓全部がカバーされているかチェックを。

ガラス破壊センサーまとめ

型番検知方式主な特徴適した用途
GS‑02圧電方式(衝撃検知)ガラス面に貼り付け。180 cm範囲をカバー。シンプルで設置が容易小規模オフィス・個別窓の防犯対策
GS‑02C圧電方式(衝撃検知)GS‑02と同機能。カールコード仕様で配線取り回しが柔軟窓の配置や配線の自由度を求めるオフィス・店舗
GS‑1000音響+衝撃(デュアル)水平7 m×垂直8 mの広範囲対応。感度調整・アラームメモリ・環境チェック機能搭載中小企業オフィス・商業施設の誤報対策重視の防犯
GS‑1100音響式(非接触)水平8 m×垂直7 m。超音波集音でガラス破壊音を高精度検知。薄型設計・DC9–30 V対応オフィス・ショーウィンドウ・デザイン重視の空間
GS‑2000音響式(非接触)広範囲(8 m×7 m)をカバー。環境チェック・アラームメモリ・工具不要の感度調整機能倉庫・会議室・大型ガラス面のある施設

📌 使い分けポイントの補足

  • GS‑02/GS‑02C:コスト重視、窓1枚ごとの対策に向く。カールコード仕様は設置の柔軟性を高めたい現場に有効。
  • GS‑1000:誤検知を最小限に抑えたい場合に最適。センサーの性能・信頼性ともにバランス良好。
  • GS‑1100:目立ちにくさやデザイン性を重視したい空間に。ショールームや商談室などにも好適。
  • GS‑2000:広範囲をまとめて守りたい現場におすすめ。工具不要の調整で施工もスムーズ。

既存設備との連携

竹中エンジニアリング製センサーや「セキュリティキーパー」などと接続できるか確認しましょう。
統合的なシステムにすることで、警報だけでなく録画や遠隔通報にも対応できます。

導入のポイントと注意点

誤報を減らす工夫

  • 飛び石や風でガラスが揺れると誤作動することもあります。
  • 音響+衝撃のデュアル検知方式や、感度調整機能のある製品が◎。

電源とバッテリー

  • 電池式が多く、停電時にも動作します。
  • 電池寿命(例:1〜2年)や交換しやすさもチェックポイントです。

設置後の動作確認

  • 導入直後はテストモードを使い、実際に割れる音や軽く叩く音などを試して、検知が働くかしっかり確認しましょう。

導入効果を高める運用ポイント

  1. 従業員教育
     センサー設置後は、音が鳴ったらどう動くか、従業員に周知・訓練しておくと安心です。
  2. 定期点検
     半年に一度は電池残量、接続状態、警報の作動確認を。
  3. 他設備との連携
     通報装置・照明・カメラと組み合わせれば、防犯ラインを強固にできます。

おわりに

窓からの侵入は「あってはならない事態」です。ガラス破壊センサーは、音や振動で迅速に検知し、犯行を防止する「窓の防犯の要」です。導入・運用・連携をしっかり行えば、中小企業の安全をぐっと高めることができます。ぜひ、今回のガイドを参考に、社長自ら防犯対策の一歩を踏み出してください。

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