2025.09.17
漏水で数百万円の損失も?リスク対策とセンサー導入のポイント

漏水(ろうすい)は、工場・倉庫・オフィスなどあらゆる企業にとって見過ごせないリスクです。
わずかな配管の劣化や天井からの水漏れが原因で、設備や商品がダメになり、数百万円規模の損害につながることも珍しくありません。
特に梅雨や台風、大雨のシーズンには漏水被害が増加します。
「気づいた時には被害が拡大していた」という事態を防ぐには、早期発見と迅速な対応が欠かせません。
その解決策として注目されているのが「漏水センサー」。
セキュリティハウスでは、現場に合わせた最適な漏水センサーのご提案を行っています。
「うちも大丈夫かな?」と感じた方は、まずはお気軽にお問い合わせください。無料相談・診断を承っています。
この記事では、防犯設備士の視点から 漏水センサーの種類・導入メリット・企業が取るべきリスク対策 をわかりやすく解説します。
漏水が企業に与える影響とは?
漏水は単なる「水漏れ」で済まされない深刻な被害をもたらします。
- 商品・資材の廃棄や設備の故障による修繕費用
- 書類や機器の損壊で発生する業務停止
- 工場ラインや倉庫の稼働停止による売上減少
- 納期遅延や信用低下による取引先への影響
特に営業停止や信用失墜は、数字に表れない大きな損失となります。
なぜ漏水は発見が遅れるのか
漏水が厄介なのは、目に見える被害が出るまでに時間がかかる点です。
- 天井裏や壁内、床下など「見えない場所」で進行する
- 小さな水滴が長期間放置され、カビ・腐食を進行させる
- 気づいた時には床全面が水浸し、商品や設備が使えない状態に
築10年以上の建物では配管や防水部分の劣化が進んでいるため、特に注意が必要です。
漏水センサーとは?基本的な仕組みと役割
漏水センサー とは、その名の通り、建物内での水漏れや浸水をいち早く感知し、警報を出して知らせてくれる機器です。漏水センサーには大きく分けて2種類があります。
1. 接触型(スポット感知)
センサー部分に水が触れると即座に反応。
設置が簡単でコストも低め。限られた箇所の監視に有効です。
2. ケーブル型(広範囲感知)
床や配管沿いに帯状のセンサーケーブルを敷設。
広範囲を監視でき、どの地点で漏水が起きているかを特定しやすいのが特徴です。
さらに、警報音やランプによる通知だけでなく、スマホやPCへの遠隔通知、既存の防犯・防災システムとの連携機能を備えた商品もあります。
漏水センサーを設置する3つのメリット
漏水センサーの導入は、決して「コスト」ではなく、将来の「投資」です。
ここでは、漏水センサーを設置する3つの大きなメリットをご紹介します。
1️⃣ 被害を最小限に抑えられる
漏水が発生した際、最も重要なのは「どれだけ早く気づけるか」です。
漏水センサーがあれば、発生した直後に警報を出し、被害が拡大する前に対応できます。
結果として、修理費や復旧費用を大幅に削減でき、営業への影響も最小限に抑えられます。
2️⃣ 建物や資産を長持ちさせられる
漏水による被害は、床や壁、配管だけでなく、建物全体の寿命にも影響を及ぼします。
湿気による腐食やカビの発生は、建物の劣化を加速させ、将来的な修繕費が高額になる原因にも。
漏水センサーを設置しておけば、こうした 「見えないダメージ」 を未然に防ぎ、
建物や設備を長く安全に使い続けることができます。
3️⃣ 経営リスクを軽減できる
漏水事故によって、取引先への納品が遅れたり、営業が停止したりすると、
売上の損失だけでなく、信用問題にも発展する恐れがあります。
特にBtoBのビジネスでは、信用を失うことが致命的なダメージとなります。
漏水センサーは、こうした 「経営リスクを最小化する保険」 の役割を果たします。
備えがあることで、経営者としての安心感にもつながります。
導入事例:漏水センサーで防げた高額被害
事例1️⃣ 倉庫の漏水被害を最小限に抑えたA社(物流業)
A社は、物流倉庫の床下配管からの漏水リスクを懸念し、漏水センサーを導入しました。
梅雨の長雨が続いたある日、センサーが水漏れを感知し、即座にアラームを発報。
スタッフが確認したところ、配管の継ぎ目から少量の水が漏れ出しており、早急に補修作業を実施できました。
もしセンサーがなければ、商品が大量に保管されているエリアまで水が広がり、数百万円規模の損害が出るところでした。
事例2️⃣ オフィスの漏水で高価な機器を守ったB社(IT企業)
B社では、サーバールームの床下に漏水センサーを設置していました。
ある日、空調設備のドレン配管からの水漏れをセンサーが感知。
早期発見により、サーバー機器やネットワーク機器への影響を回避できました。
仮に水漏れに気づくのが遅れていた場合、数百万円相当の機器が故障し、業務停止による機会損失も含めると被害総額は数千万円に及ぶ可能性があった とのことです。
事例3️⃣ 飲食店の漏水で営業停止を回避したC社(飲食業)
C社は店舗の厨房付近に漏水センサーを設置していました。
ある雨の日、排水管のつまりによる逆流が発生し、床面に水が溢れ出しましたが、センサーが即時に感知し、スタッフが迅速に対応。
結果として、店舗営業を中断することなく、通常営業を続けることができました。
もし漏水に気づくのが遅れていれば、営業停止による数日分の売上損失に加え、食材や備品の廃棄で数十万円以上の損害が出ていたでしょう。
【まとめ】漏水対策は「備えあれば憂いなし」
漏水は一度発生すると、修繕費用・営業停止・信用低下など企業に甚大な影響を与えます。
しかし、漏水センサーを導入することで被害を大幅に減らし、経営リスクを回避することが可能です。
セキュリティハウスでは、現場の状況を診断し、最適な漏水センサーの選定から導入・アフターサポートまで対応しています。
まずはお気軽にお問い合わせください。水害リスクから企業を守る最初の一歩を一緒に踏み出しましょう。
この記事は「センサーで業務改善|防犯だけじゃない!現場の“困った”を解決する方法」の関連コンテンツです。
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この記事は2025年9月17日にリライトしました