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コラム

2025.06.25

温度センサー×デジタルサーモで実現する温度監視システムとは?

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現場の「温度管理」、本当に万全ですか?

食品工場や倉庫、設備管理の現場では、温度のわずかな変化が品質や安全性に直結します。しかし、温度異常の発見が遅れたことで、大量の在庫を廃棄したり、機械の故障を招いたという話も少なくありません。

そこで今、注目を集めているのが「温度センサー」と「デジタルサーモ」を組み合わせた温度監視システムです。

この仕組みを導入すれば、現場の温度を常時モニタリングでき、設定した温度を超えた場合には即座にブザーやランプ、あるいは通報機を通じて異常を通知できます。
温度変化に対する反応が速いため、食品や機器の劣化、事故などのリスクを未然に防ぐ効果が期待できます。

また、人が定期的に巡回して確認する必要がなくなり、日々の作業負担や確認の手間が大幅に軽減されます。現場にいなくても状況を把握できることで、限られた人員でも効率よく管理が行えるようになります。

本記事では、温度監視システムがどのように業務改善に貢献するのかを、実例を交えてわかりやすく解説していきます。

温度監視の重要性とは?

現場では、冷蔵庫の食材や薬品、機械の稼働環境など、「温度」が品質や安全に大きな影響を与えるケースが多くあります。

たとえば、

  • 食品の場合、適切な温度管理がされていないと食中毒や変質のリスクが発生
  • 精密機器の場合、過熱が続けば機械故障や火災の原因になることも

従来は担当者が巡回して温度をチェックし、紙や表計算ソフトで記録することが一般的でした。しかし、

  • 測定ミスや記録忘れ
  • 異常があってもすぐに気づけない
  • 夜間・休日の監視が難しい

といった問題から、人手だけでの温度管理には限界があることがわかってきました。

こうした課題に対応するため、センサーを使った自動化された温度監視システムのニーズが高まっているのです。

温度センサー×デジタルサーモで何ができる?

温度管理を正確かつ効率的に行うには、「温度センサー」と「デジタルサーモ」の組み合わせが効果的です。
この2つを連携させることで、温度を自動で測り、表示し、異常時にはすぐに知らせてくれる便利なシステムを構築できます。

🔍 温度センサーの役割

温度センサー

FTB-E52

温度センサーは、空間や設備の温度を測定するための装置です。

温度の変化をとらえて、電気信号としてデジタルサーモへ送信します。

🔧 デジタルサーモの役割とメリット

デジタルサーモ

FTB-8

デジタルサーモは、センサーから送られてきた温度情報を画面に数値として表示する装置です。数字が大きく表示されるため、誰でもすぐに温度を確認できます。

また、設定した温度を超えたり下回った場合には、

  • ブザーで音を鳴らす
  • ランプを点灯させる
  • 設定された条件に応じて、空調などの機器を自動で動かせる(接点出力による制御)
  • 通報機を接続することで、温度異常が発生した際にメールによる自動通知も可能

といった通知や制御も可能です。これにより、異常をすばやく察知し、現場の安全や品質を守ることができます。

温度監視システム導入例:現場でどう活用されているか

デジタルサーモと温度センサーの組み合わせは、さまざまな現場で実際に活用されています。以下はその一部の例です。

📦 倉庫や冷蔵室での活用

食品や医薬品を保管する倉庫では、一定の温度を保つことがとても大切です。温度センサーを庫内に設置し、デジタルサーモで温度を常時表示・監視することで、

  • 設定温度を超えたときにすぐに警報を出す
  • 商品の劣化や品質低下を未然に防ぐ

といった管理が可能になります。

🏭 工場や設備の温度監視

工場内の機械やモーターは、稼働中に熱を持ちやすく、異常加熱が起きると故障や火災につながる恐れがあります。
そこで、温度センサーで機械の表面温度を測り、異常時にはデジタルサーモが警告を出すことで、トラブルの早期発見・予防につながっています。

🍳 厨房や医療現場での活用

厨房や医療施設では、冷蔵庫や保温機器の温度が適切に保たれているかを定期的に確認する必要があります。
デジタルサーモで常に温度が表示されていることで、

  • 作業中にすぐに確認できる
  • 異常時の即時対応が可能になる

といった利便性が向上します。

温度監視システム導入時のチェックポイント

デジタルサーモ×温度センサーのシステムを導入する際は、以下のポイントを事前に確認することが大切です。適切な機器選定と設置で、より効果的な温度監視が実現できます。

📍 設置場所の確認

センサーは、実際に温度変化を把握したい場所に正しく設置する必要があります。たとえば、

  • 庫内の中心付近や実測値に近い場所に取り付ける
  • 直射日光や熱風が当たらない場所を選ぶ

といった工夫が重要です。

⚠️ 通知方法の選定

異常が発生した際の通知方法も、現場に合わせて選ぶことができます。

  • ブザー音やランプによる視覚・聴覚での警告
  • 外部機器(ファン、アラーム装置など)との連動制御
  • ネットワーク連携による遠隔通知

いずれも、「すぐに気づける仕組み」があることが理想です。

🔌 電源と配線のチェック

配線の長さや電源の取り回しも重要です。

  • 長距離の配線が必要な場合は信号の減衰に注意
  • 水気のある場所では防水仕様や保護チューブを活用
  • コンセントの位置や電源の確保も忘れずに確認しましょう

🧊 使用環境への適合性

設置場所が屋外や高温・低温環境にある場合は、使用機器の耐久性にも注意が必要です。

  • 防塵・防水性能(IP65以上推奨)
  • 動作温度範囲の確認

これらを確認することで、トラブルの少ない安定運用が可能になります。

まとめ|温度監視で業務をもっとスマートに

温度センサーとデジタルサーモを組み合わせることで、現場の温度を「正確に」「リアルタイムで」「自動的に」監視できる仕組みが整います。

このシステムの導入によって、

  • 温度確認の見える化と即時対応による効率化
  • 異常をすばやく発見し、トラブルを未然に防ぐ安全対策
  • 品質・衛生レベルの向上による信頼性の確保

といったメリットを得ることができます。

また、目で見てすぐに温度を把握できることにより、記録作業の精度やスピードも向上し、限られた人員でも安定した運用が可能になります。

**「温度の見える化」と「異常時の即時対応」**は、業種を問わず、今後さらに重要性を増していくポイントです。
小さな投資で大きなリスクを回避できるこのシステムは、まさに“業務改善”の頼もしい味方と言えるでしょう。

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