2025.09.01
屋外防犯カメラは“証拠を残す目”─防犯の起点となるカメラ活用

この記事では「屋外防犯カメラの効果と設置ポイント」を解説しますが、実際に御社の建物でどこにカメラを置くべきかは専門家でないと判断が難しいものです。
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防犯は“外”から始まる
不審者や泥棒が最初に目をつけるのは、建物の外です。
駐車場、裏口、資材置き場、フェンスの死角──こうした場所は人目が届きにくく、狙われやすい。
その空間に、「自分の姿が見られている」と思わせること。
これが、防犯の第一歩です。
そこで活躍するのが、屋外防犯カメラ。
建物を守る“目”として、証拠を記録するだけでなく、心理的な抑止効果も発揮します。
1. 防犯4原則の中でも“目”が最も重要
セキュリティハウスでは、防犯を次の「4原則」で考えています:
- 目(犯罪者が常に誰かに見られていると感じさせることで、犯行を躊躇させる)
- 光(犯罪者が身を隠す場所をなくし、犯行が露見しやすくする)
- 音(音で犯人を威嚇したり、侵入を知らせて犯行を諦めさせたりする)
- 時間(犯行に時間をかけさせることで、犯人が諦めるように仕向ける)
この中で、防犯カメラが担うのは**「目」=“見張る”役割**です。
「ここは見られている」「証拠が残る」という意識を与えることが、防犯の起点になります。

防犯の4原則について詳しく知りたい方は防犯4原則で敷地から守る!セキュリティガイドをお読みください。
2.防犯カメラの本質的な役割=“記録と監視”
防犯カメラは、主に以下の2つの機能を担います:
- 記録(証拠の保全)
不審者の姿、行動、侵入経路を映像として残し、トラブル発生時の証拠になります。
ただし、顔を隠されると証拠能力が下がるため、カメラの位置や画角の最適化が重要です。 - 監視(心理的な抑止)
目立つ位置にカメラを設置することで、「自分の行動が見られている」と感じさせ、犯行を思いとどまらせる効果があります。
3.屋外に求められるカメラ性能とは?
屋外での運用には、以下の性能が欠かせません:
- 防水・防塵(IP66以上):雨風やホコリに耐える構造
- 夜間対応(赤外線LED):暗闇でもしっかり映像を記録
- 耐候性(−10℃〜50℃程度):厳しい気候にも対応
- 高解像度(フルHD以上):顔やナンバープレートを鮮明に記録
これらの条件を満たしたカメラを、適切な位置に設置することで、効果的な“目”をつくることができます。くわしくは 防犯カメラ選びで後悔しない 屋外設置でよくある失敗とその対策をご覧ください。
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4. 設置場所で効果が決まる
おすすめの設置箇所は以下の通り:
- 正面・裏口などの出入口
- 駐車場、資材置き場
- フェンスや通路沿いの死角
また、「録画中」「防犯カメラ作動中」などのステッカーを併用することで、“見られている意識”をより強く演出できます。
5. 防犯カメラは“目”、抑止は“光と音”で──防犯4原則の正しい組み合わせを
防犯カメラは、防犯4原則の「目」を担う存在です。しかし、残る3つの原則──光・音・時間──が揃わなければ、“本当の抑止力”は生まれません。
そこで登場するのが、セキュリティキーパーです。
- センサーが侵入者を検知
- **赤色回転灯(=光)と警告音・音声(=音)**で即座に威嚇
犯人に「ここは危険だ」と思わせ、その場から立ち去らせる力があります。
つまり、防犯カメラは“見る”。セキュリティキーパーは“威嚇する”=抑止の主役です。
私たちは、こうした4原則それぞれに最適な機器を組み合わせる「狙わせない防犯」を専門にご提案しています。
6. カメラは“見る”、抑止は“別の手段”で
防犯カメラは、証拠を残す目です。
ただし、侵入者を直接追い払う力はありません。
そこで、より強い防犯効果を求める場合は、
**センサーと連動して光と音で威嚇する「セキュリティキーパー」**の導入も効果的です。
私たちは、**カメラだけに頼らず、センサーや威嚇機器と組み合わせた“狙わせない防犯”**をご提案しています。
まとめ:まずは“見られている環境”づくりから
防犯対策は、「誰かに見られている」と思わせる環境をつくることが第一歩です。そのために最も有効なのが、屋外防犯カメラの設置です。
ですが、カメラだけでは不十分な場合もあります。“光”と“音”による威嚇(=セキュリティキーパー)を加えることで、侵入を諦めさせる抑止力が生まれます。
そこで、私たちは無料防犯診断を実施しています。
- 死角や侵入経路の洗い出し
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この記事は2025年9月1日に内容を更新しました。