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2025.10.01

PTZカメラとは?防犯・業務改善に効く可動式カメラ

PTZカメラとは?防犯・業務改善に効く可動式カメラのサムネイル画像です

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防犯カメラの導入を検討中の方へ。セキュリティハウスでは、防犯設備士による無料の防犯診断を行っています。カメラの種類や設置場所に迷ったら、まずはお気軽にご相談ください。


PTZカメラは「パン・チルト・ズーム」の頭文字を取った可動式カメラで、1台で最大10台分以上の監視範囲をカバーできる高性能カメラです。広範囲を効率よく見渡せるため、防犯対策だけでなく業務改善にも活用されています。ただし、選定を誤ると見逃しや操作負荷などのリスクもあるため、導入には専門的な診断が重要です。

この記事では、防犯設備士の視点からPTZカメラの仕組み、活用法、注意点までやさしく解説します。カメラ選びで失敗しないためにも、まずは基本を押さえましょう。

PTZカメラとは何か?基本の仕組みを理解する

PTZ の意味(パン/チルト/ズーム)とは?

PTZとは、

  • パン(Pan):左右に首を振る動き
  • チルト(Tilt):上下に動く動き
  • ズーム(Zoom):拡大・縮小する動き
    の3つの機能を指します。

これらの機能により、PTZカメラは広範囲を1台でカバーでき、必要な場面でズームして細かく確認することも可能です。特に、光学ズーム付きモデルは映像が劣化せずに拡大できる点が特徴です。

PTZカメラと固定カメラ・ドーム型・バレット型の違い

カメラ種類特徴向いている用途
固定カメラ視野が一定で広くない出入口など動きが限定される場所
ドーム型カメラ見た目が目立たず設置しやすい店舗内や通路など
バレット型カメラ見た目に威圧感あり屋外や目立たせたい場所
PTZカメラ向きを変えられ、ズームも可能広範囲の監視、追尾監視

PTZカメラが防犯で選ばれる理由

広範囲をカバーできる—旋回とズームで死角を減らす

PTZカメラの最大の利点は、1台で360度近くの監視が可能な点です。パン・チルト機能により、複数の固定カメラでしか見られない範囲も1台で補えるため、コスト削減にもつながります。

動く対象(人・車)を追尾できる運用シーン

遠隔操作や自動追尾機能を備えたモデルでは、不審者や車両を自動で追い続けることが可能です。竹中エンジニアリング製のAI連携モデルでは、対象の動きを精度高く捉えることができます。

抑止効果としての見せる威圧感

セキュリティキーパーなどの威嚇機器と組み合わせることで、PTZカメラの動きが”見せる防犯”として強い抑止力になります。カメラが動くことで「見られている」と意識させる心理的効果があります。

PTZカメラは防犯だけでなく業務改善にも貢献

作業状況の確認で生産性アップ

PTZカメラを使えば、作業現場や倉庫の動きも記録・監視できます。作業効率の悪い工程や滞留箇所を把握することで、レイアウトや人員配置の見直しが可能になります。実際に物流倉庫で導入した企業では、作業時間が約20%短縮された事例もあります。

クレーム対応やトラブル防止にも有効

製造現場や接客エリアなどでの録画映像は、万が一のトラブル時に事実確認ができ、クレーム対策にも有効です。社員の行動記録として教育や安全指導にも活用できます。

安心して働ける職場づくりにも

防犯だけでなく「見守り」としてもカメラを活用すれば、従業員が安心して働ける職場環境づくりにもつながります。

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PTZカメラ導入時のチェックポイント

操作性・制御方式

遠隔で自由に操作できるか、自動巡回モードがあるかなど、運用方法に合った制御方式を確認しましょう。

画素数・光学ズーム倍率・暗視性能

映像の鮮明さは非常に重要です。竹中エンジニアリングの高性能モデルは、30倍ズームやフルHD画質、暗視対応モデルなど多彩な選択肢があります。

防水・耐候性・耐衝撃性

設置場所が屋外・屋内を問わず、環境に適した仕様のカメラを選ぶ必要があります。防水(IP66以上)、耐衝撃、防塵などの仕様確認は必須です。

セキュリティキーパーや他センサーとの連携

セキュリティハウスでは、竹中エンジニアリング製の各種センサー(人感・赤外線・フェンスセンサーなど)とPTZカメラを連携させる提案が可能です。検知時に自動追尾や録画が開始される仕組みは、実効性のある防犯に直結します。

PTZカメラの実践的な設置例・運用例

工場・倉庫敷地の出入口モニタリング

車両の出入りが多いゲートなどでは、ズームしてナンバー確認も可能。警備員が少なくても監視体制を強化できます。

駐車場での動態監視

不審な車や深夜の侵入に対し、動作検知でカメラが追尾・録画することで証拠を残せます。

夜間/薄暗い場所での活用方法

赤外線照射や低照度対応モデルなら、真っ暗な場所でもクリアな映像を確保できます。

PTZカメラの注意点

常時すべてを記録できないリスク

広範囲をカバーできる反面、常に全方位を映しているわけではないため、死角が発生する可能性があります。補助カメラを併用して死角を補うと効果的です。

操作負荷・回線負荷

遠隔操作や高画質映像の通信にはインフラ整備も必要です。クラウド連携や低遅延通信機器の導入を検討しましょう。

価格対効果・メンテナンスコスト

PTZカメラは高機能ゆえに初期費用も高めです。耐用年数やサポート体制を含めたトータルコストで比較し、最適なモデルを選びましょう。

まとめ

PTZカメラは、「狙わせない防犯」を実現するために非常に有効な防犯ツールです。広範囲の監視、動体追尾、威嚇、業務改善と、多方面で力を発揮します。

ただし、導入には現場環境や運用方法に応じた最適な機器選びが重要です。セキュリティハウスでは、防犯設備士が無料で診断・相談を承っております。最適な防犯プランをご提案しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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