2025.09.25
強盗とは?「狙われない防犯」で会社を守る方法

強盗とは、「力づく」で金品を奪おうとする重大犯罪です。
中小企業も例外ではなく、従業員や資産を直接脅かされます。
まずは自社の防犯レベルを点検し、「狙われない会社」へ変えましょう。
強盗とは?窃盗との違いをわかりやすく解説
刑法での定義と罰則内容は?
強盗罪は、刑法第236条などで規定されており、「暴行または脅迫を用いて、他人の財物を奪う行為」が該当します。
暴行や脅迫がなければ、たとえ金品を取っても強盗ではなく窃盗罪となります。
強盗罪はその悪質性から、法定刑も重く、**懲役5年以上(未遂でも同じ)**の重罰に処せられます。
一方、窃盗罪は「盗む」行為のみを指し、暴力性・強制性は伴いません。
被害額や手口により刑罰は異なりますが、強盗ほど重い刑には問われないことが一般的です。
なお、最近よく耳にする**「闇バイト強盗」は、もともと侵入して盗みを働く「侵入盗(窃盗)」のつもりで始まった犯行が、現場で暴行・脅迫を伴ったことで「強盗罪」に切り替わるケースが多く見られます。
そのため、本人が「盗むだけのつもりだった」と主張しても、結果として強盗罪として非常に重い刑罰を受ける**可能性があります。
強盗と窃盗の違いとは?
要素 | 強盗 | 窃盗 |
---|---|---|
手段 | 暴行・脅迫を利用 | 静かに盗む |
対象 | 人に対して強制力を伴う | 無断で財物をとる |
法律上の重さ | 非常に重い刑罰 | 比較的軽めの刑罰(ただし常習・悪質なら重くなる) |
窃盗について詳しく知りたい方は 窃盗とは?知るべき被害実態と対策【狙わせない防犯】 をご覧ください。
中小企業が特に狙われやすい理由
- 従業員数が少なく警備が甘い
- 出入口の管理が不十分
- 資産や金庫の位置が外部から見えやすい
- 夜間の巡回や防犯意識が低い
急増する「闇バイト強盗」とは?その実態と対策の必要性

闇バイトとは?SNSや掲示板で若者が簡単に巻き込まれる
闇バイトとは、SNSや掲示板などで「高額報酬」「簡単作業」などの言葉で若者を誘い、違法な強盗行為に関与させる犯罪の手口です。
応募者は金銭的困窮や脅しにより、「やるしかない」心理状態で実行するケースも多く、極めて危険です。
実行犯は「現場の状況」を気にしない?
闇バイトでは下見役と実行役が分かれていることが多く、実行犯は現場を知らないまま強行するケースがあります。
防犯カメラや警告音に動じず、「指示されたからやる」だけという無責任な心理が背景にあります。
どうすれば闇バイトに「ターゲットから外される会社」になれるのか?
闇バイトの下見役に「ここはやめておこう」と思わせることが第一です。
分業(下見役と実行犯が別)でない場合でも、実行犯自身が下見をするケースもあり、その段階で諦めさせることが何より重要です。
そのためには:
セキュリティキーパーを中心とした防犯体制を構築して、見せる防犯を実現することが効果的です。
強盗の手口は?実際の事例と共に紹介
夜間だけでなく昼間にも発生する強盗
昼間の来客や納品を装って犯行に及ぶケースも多く、油断しがちな時間帯が狙われます。
従業員が巻き込まれるケースも多数
金品だけでなく、従業員の財布やスマートフォン、個人情報まで奪われる事例があり、精神的被害も甚大です。
狙われた会社の共通点とは?
- 現金や金庫が目につきやすい場所にある
- 出入口が複数あり、施錠や管理が甘い
- 夜間の無人時間帯が長い
強盗に対してどのように対策するか?
①狙わせない防犯|「ここは危険」と思わせる仕掛け
まずは、強盗に「ここは無理だ」「リスクが高い」と感じさせ、**犯行を企てさせない=“狙わせない”**ことが最重要です。
そのために有効なのが、セキュリティキーパーを中心とした防犯体制です。
②侵入させない防犯|敷地・建物への侵入を未然にブロック
- 敷地・フェンス・出入口に配置し、侵入前から検知・通知
- セキュリティキーパーがセンサーに連動し、即座に反応・威嚇
③実行させない防犯|侵入後も犯行を諦めさせる仕組み
万が一貴重品のある部屋まで侵入されたとしても、**フォグガード(白い霧で視界を遮る装置)**を設置することで、犯行を物理的に不可能にできます。
※部屋の広さにもよりますが、数秒で視界を遮断し、「何も見えず、何も奪えない」状況を強制できます。
まとめ:会社を強盗から守るために今できること
強盗はいつ、どこで起きてもおかしくない時代です。
特に中小企業は「自分の会社は関係ない」と思いがちですが、その油断こそが最大のリスクになります。セキュリティハウスでは、「狙わせない防犯」をテーマに、企業ごとに最適な防犯診断とソリューション提案を行っています。
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