防犯対策
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医療機関・老人福祉施設の防犯対策
いつでも侵入可能。現金や個人情報が簡単に手に入る
病院や老人福祉施設には、日中は多くの家族や見舞い客、外来の患者や通所の利用者、さまざまな業者が出入りしており、その中に「泥棒」が混じっていても、見分けることはほぼ不可能です。
病室や入居者の部屋は自由に出入りできるため、検査やトイレでベッドから離れた人の持ち物を物色し、現金を奪うのは極めて簡単です。
夜間は表玄関が施錠され、人の出入りは無くなりますが、病院は緊急用の出入口が開いています。また、夜勤の職員は少人数で多くの患者・入居者の世話をしているため忙しく、侵入者がいてもなかなか気付くことができません。
そうしたなか無人の事務所に忍び込めば、パソコンや金庫があります。パソコンは本体を中古品として売却できるため盗難被害が相次いでいます。パソコンの中には患者の病歴など個人情報が含まれているため情報漏洩といった大きな問題に発展してしまいます。 患者や高齢者の生活の場としての側面が強く、外部からの出入りを厳しく制限することが難しいために、なかなか十分な防犯対策が行われていないのが現状です。
又、薬品庫から劇薬などを盗まれたり持ちだされたり、新生児を連れ去られたりする事件も発生しています。万が一こうした被害が発生すると病院側の責任問題に発展するため予防するための対策が必要です。