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2019年02月04日
中外日報(2019年1月30日)「防犯ズームイン(52)」(弊社提供連載)
小さな炎も即検知
神社などの境内で見られる「算額」は、近世を中心に和算家(数学者)が和算に関することを記して奉納した絵馬などを言う。問題や解法などが記されて境内に掲げられた算額は多くの人たちの目にとまり、和算の広がりに大きく貢献したとされている。
埼玉県草加市の旭神社(氷川神社)が所蔵する算額は、県内に90面近く現存する中で7番目に古く、市内では唯一の存在という。江戸期の草加地方には、名の知られた和算家が多数いたとされ、和算家の信仰を集めた神社のようだ。
地域の歴史を今に伝える同神社だが、過去に放火事件が発生したことがあった。事件以降、再び同様の事件が発生しないかと不安に感じる時期があったという。
現在は小さな炎でも即座に検知し、社務所などに通報する「炎センサー」を随所に設置し、火災に見舞われないよう万全の態勢をとる。
導入以前は、警備会社に対応を任せていたが、「炎センサー」のような機器の案内は無く、同神社は炎センサーのデモンストレーションを見て即座に切り替えを決めたという。
施工したセキュリティハウス・マッハ(さいたま市西区、元田豊治社長)は検知性能の高さと共に「火を使うお祭りに際しては、炎センサーが反応しないようにスイッチひとつで設定を切り替えることができます」と利便性の高さも話していた。
同社は、京都市山科区のセキュリティハウス・センターが全国展開する防犯機器専門ネットワークに加盟。ネットワークには現在、全国の140社が参加している。
問い合わせはセキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥電話075(584)6600∥まで。
(写真説明)
炎センサーで火災から社殿を守る