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2019年03月28日
中外日報(2019年3月27日)「防犯ズームイン(54)」(弊社提供連載)
光や音で威嚇・撃退
愛知県日進市の曹洞宗龍谷寺は1520年ごろに創建されたと伝わる。 本尊釈迦牟尼佛を祀る本堂、仁王像が祀られ山門の役割を果たす二層の鐘楼門、城東西国三十三観音霊場の三番札所である観音堂などの堂宇がある。
山門や観音堂は、大本山總持寺22世貫首を務めた成田芳髄・龍谷寺36世住職(当時)が1985年に発願した「山容整備事業」の一環として建立された。日進市内が眺望できる鐘楼からは、梵鐘の妙音が響き、多くの人たちの心に安らぎを与えているという。
同寺は、寺や参拝者の安全を守るために今年1月、自主機械警備システムによる防犯体制を導入した。各種センサーを設置し、侵入者を検知すると警報メッセージで注意喚起し、それでも諦めない場合は警報を発し、光や音で威嚇・撃退するシステムだ。
また、外周警備のために防犯カメラを設置し、隣接する保育園も含めて、安全確認に努めている。防犯カメラの映像は、スマートフォンからも確認でき、外出時も安心という。
システムを施工したセキュリティハウス北東京・東海(名古屋市中区、照井康平社長∥総合防犯設備士)は「境内が広いので、警戒のセット・解除を2カ所で行えるようにし、遠隔で操作ができるようにした」と話し、広い境内に適したシステム設計となるよう工夫したという。
同社は、京都市山科区のセキュリティハウス・センターが全国展開する防犯機器専門ネットワークに加盟。ネットワークには現在、全国の140社が参加している。
問い合わせはセキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥電話075(584)6600∥まで。
(写真説明)
仁王像が祀られる鐘楼門の二層から日進市内が眺望できる