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2020年02月03日 中外日報(2020年1月31日)「防犯ズームイン(63)」(弊社提供連載)


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無線化で費用も削減


岡山県美咲町の高野山真言宗準別格本山蓮華院両山寺は、観音菩薩の霊夢を感じた泰澄和尚が714年に開創した古刹である。毎年8月14日に、仏教を護る守護神「護法善神」を迎え天下泰平・五穀豊穣を祈る護法祭が営まれている。

往時は五重塔などの堂塔伽藍、約30の僧坊を有したが、戦国時代に兵火に見舞われ焼失。江戸時代の元禄年間に再建され、現在は本堂・仁王門・大師堂・薬師堂などの諸堂がある。

昨年11月には一部建造物の建て替えを機に防犯機器を切り替えた。

新たに設置したのは、犯罪を企てようとする者の侵入を検知する熱感知のパッシブセンサーと出入り口の開閉を知らせるマグネットスイッチ、火災検知の炎センサー、センサーをつなぎ監視するコントローラーで、いずれもワイヤレスでネットワークを構築した。

施工したのはセキュリティハウス岡山で、境内の美観に配慮したワイヤレス化により工事費用も削減できたという。

同社は、京都市山科区のセキュリティハウス・センターが全国展開する防犯機器専門ネットワークに加盟。ネットワークには現在、全国の138社が参加している。

問い合わせはセキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥電話075(584)6600∥まで。

(写真説明)
建造物の一部建て替えに際し防犯機器を切り替えた両山寺

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