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2021年07月30日
中外日報(2021年7月30日)「防犯ズームイン(80)」(弊社提供連載)
「見せる防犯」高い抑止効果
「『攻める守り』が防犯のコンセプト」と語るのは、今年1月に日本最大級のセキュリティ企業のネットワークを運営する「セキュリティハウス・センター」(京都市山科区)の社長に就任した福智弘喜氏(50)。先進機器・システムを活用し、安全安心を追究する同社の取り組みを聞く。
同社が運営するネットワークは、センサー技術で知られる屈指のセキュリティ機器メーカー・竹中エンジニアリング(同区)の「タケックス」商品を主力に販売・施工する防犯・防災の専門企業の集まりで、北海道から沖縄まで139社が加盟する。寺社に多数の納入実績がある。
福智氏は、1998年に竹中エンジニアリングに入社。主に営業畑を歩き、西日本の営業統括を務め、その後グループ企業の社長に就任。
「晴天の霹靂でしたが、会社が違ってもセキュリティ機器を世の中に広め、安全安心をサポートする役割は同じ。現場主義やお客様志向など、これまで積んだ経験を生かしたい」と話す。
賽銭泥棒やいたずらなどの寺社への犯罪行為を見聞きすると心を痛め、「本当に痛ましい。寺社は信仰に支えられる尊い場所。セキュリティ企業に勤める者として未然に防ぎたい」と決意を新たにする。
寺社に推奨するのは不審者の侵入を検知すると光や音と音声で威嚇し、退散させる自主機械警備。監視カメラと連動させるとリアルタイムで状況を確認でき、遠隔操作のシステムも提供する。人の眼が届きにくい寺社にとって有効と言う。
「私どもは見せる防犯と呼んでいますが、セキュリティ機器の存在を示すことでも抑止効果が高まります。犯罪を未然に防ぐ『攻める守り』が重要です」と説明する。
コロナ禍の社長就任。ニューノーマルと呼ばれる新しい生活様式が広まる中、センサーを活用した『非接触』は大きな可能性を秘めている。安全安心に加えて今後は「快適」も提供したいという。
「企業は従来と同じことをしていたら衰退しかなく、常に新しいことにチャレンジしたい。メーカーとのタイアップが弊社の強み。総合防犯設備士を中心とする防犯のプロと2200以上の商品アイテムで安全安心を全力でサポートします」と展望を熱く語る。
問い合わせは同社「SHネットワーク運営本部」∥電話075(584)6600∥まで。
(写真説明)
警戒中を知らせる「セキュリティキーパー」を手にし、抑止効果を働かせた「攻める守り」を語る福智社長