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2015年07月28日
中外日報(平成27年7月10日)「防犯ズームイン(14)」(弊社提供連載)
高画質化とネット接続
防犯機器は記録から活用の時代へ
セキュリティー機器の最近の傾向を示すキーワードは、「フルハイビジョン(HD)」「インターネット接続」の二つに集約される。フルHD対応カメラの登場による画像記録の高画質化と、ネット接続による遠隔監視の実現。防犯機器は、犯罪を抑止し記録するための道具から、より積極的な活用を可能にするツールへと変わりつつある。
今年5月に防犯機器を導入した岐阜県中津川市の曹洞宗萬嶽寺は、従来のアナログカメラとフルHDカメラの画像を見比べた上で、複数台のフルHDカメラを設置した。ズームインしても車のナンバーや人の顔がはっきり確認できるため、迷わず採用を決めたという。
また、各種防犯機器をインターネット回線に接続し、スマートフォンと連動させることで、外出先からスマホ経由でモニタリングできるようにした。境内のリアルタイムの様子をいつでも把握できるため、外出時の不安軽減にも役立っている。
設計・施工に当たったセキュリティハウス黎明(同県多治見市、古賀政男社長)では、「最新のシステムを導入いただいた。配線の露出を極力少なくすることで、お寺の美観を損なわないように配慮した点も気に入っていただけたようだ」としている。
同社は、セキュリティハウス・センター(京都市山科区)が全国展開する防犯機器専門ネットワークに加盟。この全国ネットには現在、北海道から沖縄までの130社が参加している。
問い合わせはセキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥電話075(584)6600∥まで。
(写真説明)
岐阜県中津川市の萬嶽寺。境内に育つ大賀ハスも知られる