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2017年10月05日
中外日報(平成29年9月29日)「防犯ズームイン(36)」(弊社提供連載)
「狙う」意識を機器見せ抑止
「犯罪者を生み出さない」という思いを込めて防犯システムを導入したのが、愛知県豊川市の浄土宗光輝院。「見せる防犯」により、「狙われない」「入られない」仕組みを構築した。
かつて賽銭が盗まれる被害があった同寺は、2010年に防犯カメラを設置した。防犯カメラをはじめとする防犯機器の存在を気付かせることで抑止がはたらく「見せる防犯」で、犯罪行為に着手する前段階で思い留まらせ、犯罪の発生を抑える役割を果たしている。
一方、侵入や犯罪行為が発生した場合を想定した備えもなされ、防犯カメラの設置を含めた二重三重の防犯態勢をとっている。
今年は防犯カメラシステムをリニューアル。スマートフォンでも遠隔確認できるように切り替え、利便性を高めた。
同寺は「スマートフォンで画像が確認できるところが良い。昔は何も対策をしていなくても気にならなかったが、今は防犯システムがないと不安です」と話している。
施工した同市のセキュリティハウス豊橋(小嶋健司)は、京都市山科区のセキュリティハウス・センターが全国展開する防犯機器専門ネットワークに加盟。ネットワークには現在、全国の138社が参加している。
問い合わせはセキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥075(584)6600∥まで。