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2018年02月05日
中外日報(平成30年1月31日)「防犯ズームイン(40)」(弊社提供連載)
日々の法務にも活用
防犯カメラと各種機器を活用し、日々の法務に役立てている寺院がある。大分県の北部、宇佐市の浄土真宗本願寺派教覚寺は、昨年12月に防犯システムを導入した。
この防犯システムは、侵入センサーが異常を検知すると警報が鳴り、離れた場所にいてもリアルタイムで映像を確認できる。
「法事の際、台所にいても住職の説法が聞けるようにしたい」「説法での休憩のタイミングを映像で確認したい」など、防犯と法務を兼ねて運用することを念頭に導入した。
導入の決め手となったのは、防犯カメラの鮮明な画像。「画像が美しい。以前のカメラでは確認できなかった所まではっきりと分るようになった」といい、住職や寺族らが安心して法務に当たるうえで、心強い存在になっている。
施工したセキュリティハウス大分(大分市、片山勇社長)によると、遠隔確認用のモニターを台所にも設置し、映像と音声を確認できるよう工夫したという。
セキュリティハウス大分は、セキュリティハウス・センター(京都市山科区)が全国展開する防犯機器専門ネットワークに加盟。ネットワークには現在、全国の138社が参加している。
問い合わせはセキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥075(584)6600∥まで。
(写真)
防犯システムの利便性を寺院活動にも生かす教覚寺