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2018年05月11日
中外日報(平成30年4月27日)「防犯ズームイン(43)」(弊社提供連載)
『隠蔽配線』見栄え重視
「日本三大奇祭」の一つともいわれる裸祭り、「西大寺会陽」。毎年2月の第3土曜日の夜に、岡山市東区の高野山真言宗別格本山西大寺観音院の境内で営まれ、2本の宝木をめぐって、男衆が激しく争奪戦を繰り広げる。西大寺の創建と、会陽の発祥は共に奈良時代とされる。
同寺の境内には、岡山県指定の重要文化財の三重塔をはじめ本堂(岡山市の重文)、牛玉所殿(国の登録有形文化財)、弘法大師が祀られる高祖堂、阿形・吽形の金剛力士像が祀られる県内最大級の仁王門、朝鮮鐘(国の重文)など貴重な建物・文化財がある。
歴史ある文化財を護持する上で同寺が最も注意しているのが火災だ。約10年前から本格的な防犯システムを活用し、防犯カメラと共に、赤外線センサー、屋外対応の炎センサーなどを要所に配置した。
寺務所から遠隔操作ができる点も重宝され、西大寺からは「防犯・火災対策など総合的に安心している。施工の仕上がり具合もきれい」と高い評価を得ているという。
施工したセキュリティハウス岡山(同市中区)の小野真人社長は「機器をつなぐ配線をできるだけ隠す『隠蔽配線』で見栄えも重視した」と話す。昨年から、日本三大奇祭である西大寺会陽に際して、祭りの映像を世界初のライブ配信としてサポートするなど、由緒あるお祭りを地域の人々と共に支えている。
セキュリティハウス岡山は、セキュリティハウス・センター(京都市山科区)が全国展開する防犯機器専門ネットワークに加盟。ネットワークには現在、全国の138社が参加している。
問い合わせはセキュリティハウス・センター「SHネットワーク運営本部」∥電話075(584)6600∥まで。
(ルビ)
会陽
え・よう
宝木
しん・ぎ