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2013年12月20日 マンションの防犯についてアドバイス

最近、自宅隣のマンションに空き巣が入りました。道路に面した2階バルコニーに登り、窓を破って侵入、玄関のドアチェーンを内側からかけるという手口。家人が帰宅しても入れないように用心していました。そのバルコニーには、植栽・塀などを伝って簡単に登れる構造でした。

私がそのマンションを、防犯診断をする立場だったら、裏手の駐輪場の屋根伝いに2階バルコニーに簡単に侵入できる箇所を、最も侵入されやすい箇所として指摘していたと思います。

表通りに面した所は、周囲に住宅があり人に見られるリスクが多分にあるため、優先順位を落としがちですが、実際には堂々と道路に面したバルコニーに侵入しているのです。

1階と最上階が狙われやすいという常識は崩れ、雨樋伝いや塀・植栽などを伝い侵入できる可能性のあるところは、必ず対策が必要であることを改めて実感しました。

また、既存のマンションは、コストや導入までの手続きが大変などの問題で、大きく構造を変更するような対策はなかなか進みません。バルコニーに人感ライトや窓に侵入警戒システムなど、まず出来ることから、低コストで効果のある対策を個別に実施することが重要です。

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