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  • ワンポイントアドバイス
2013年12月20日 今、こんなマンションが狙われています

窃盗犯に最も狙われていると思うのがマンションです。こんなマンションが狙われていますので注意が必要です。

  1. オートロックシステムの付いたマンション
    「オートロックシステムが付いているのになぜ?」と多くの人が思うかもしれませんが、オートロックシステムが付いているマンションばかりを狙って空き巣狙いを重ねていた男が逮捕されています。
    なぜ、オートロックシステムが付いたマンションを狙うのか?それは、住民がオートロックシステムを過信して、施錠をしない窓が多いなど、防犯意識が低い傾向にあるからなのです。
    オートロックシステムは、誰かが入るのに一緒にくっついて入られれば効果はありません。
    オートロックシステムを過信しないこと。これが防犯の第一歩です。
  2. 単身者マンション・女性専用マンション
    単身者マンションを狙った空き巣狙いも多いのです。単身者マンションは夕方になって室内照明がついていない部屋は、留守だということが外観からすぐにわ かってしまうのです。隣近所とのコミュニティも希薄で、「隣の人の顔も知らない」ことも多く、少々音がしても、見知らぬ人が出入りしても不審に思われな い。作業着を着ていれば工事中と考えてしまう。泥棒にとって最適の環境です。
    女性専用マンションも同じ理由で空き巣狙いが多いのです。又、「女性専用だという安心感から無施錠の扉や窓が多かったので侵入しやかった」との供述もあり、気をつける必要があります。
    「窓や扉は施錠をする」当たり前のことですが、トイレや風呂場の窓、喚起のために開けっ放しにしていませんか?今すぐに見直してください。
    また、外部から留守が気づかれないように、室内照明をタイマーで付ける、ラジオをつけっぱなしにするなども効果があります。
  3. マンションの高層階
    「マンションの1階の部屋は狙われやすい」ということは多くの方が知っています。ところが2、3階ばかりを狙ったり、高層階ばかりを狙って空き巣を繰り返していた泥棒もいるのです。
    2、3階ばかりを狙っていた犯人は、1階が事務所や店舗などがあり駐車場などの屋根からよじ登って窓ガラスを割って侵入していました。
    高層階を狙っての犯行は、両手に滑り止めの軍手をはめただけでマンション上層階まで登り、ベランダを伝って無施錠の窓から侵入するといった手口でした。高 層階になればなるほど防犯意識は低いため無施錠の窓が多いとのこと。「最上階は屋上から入られやすい」ということも忘れてはなりません。又、ベランダがな くとも、非常階段に通じる入口が狙われています。
    どんな階に住んでいても安全ということはありません。
  4. ピッキング・サムターン回し対策のされていない扉の部屋
    ピッキング・サムターン回しという言葉を聞かれた方は多いと思います。
    平成12年頃首都圏で急増し、首都圏での対策が進むにつれて地方に被害が拡大しています。今年になって大阪で急増。窃盗犯の拠点が大阪に移動したのではないかと推測されています。
    錠前はピッキングに強いタイプに変更しましょう。又、扉にガードプレートなどを付けたり、サムターンを回されないように補強する防犯器具なども取り付けましょう。
    窓や扉に補助錠を外から見えないようにつける。このあたりは最低限実施することが大切です。
  5. ベランダの窓ガラスを割って侵入
    ベランダからの侵入は無施錠だけではありません。窓ガラスを割って侵入される被害もあり、注意が必要です。
    防犯ガラスに変更する、防犯フィルムを貼るなどといった補強も効果があります。

実際の犯行手口は「防犯ブログ」に掲載していますのでご参照ください。

マンションはその棟の中で数件同じ日に犯行を行うことが可能と、泥棒にとっては効率が良く侵入しやすい環境なのだということをまず認識してくだ さい。「これだけ多くの人が住んでいるのだからまさか自分が狙われるはずがない」「こんなに多くの日がいるのだから泥棒がいたら誰かが気づくだろう」と いったように防犯意識も低くことが拍車をかけています。

ドアや窓の補強、補助錠の設置など、自分にできることはすぐに実行しましょう。又、マンション管理組合に働きかけて、監視カメラを設置する、植 木の剪定等見通しを良くする、マンション共用部の照明を明るくする、防犯パトロールをする、防犯システムを設置するなど防犯対策も行いましょう。

今多くの都道府県で防犯設備協会などが「マンションの防犯診断」を実施したり、場合によっては「防犯マンション登録制度」などを作ったりしています。

「防犯環境設計」が全国で今取り組まれています。

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