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2013年12月20日 ガラスの防犯性能に関して

一戸建住宅への侵入手口として最も多いのがガラス破りです。
しかし、侵入者に最も狙われやすい「ガラス」毎の「防犯性能」というのが実はあまり知られていません。網入りガラスなどは、一見防犯性能に優れていると思いがちです。

最近は、テレビなどで実際にガラスを破壊して強度や性能を実演して見せる番組などもあり、徐々にガラスに対する情報が広まりつつありますが、まだまだ詳しく知らない人の方が多いのではないでしょうか。

  1. フロートガラス・・・一般的な住宅の窓ガラスで、いわゆる通常の板ガラス。数秒で破られるケースが多く防犯性 能はないといってよい。
  2. 複層ガラス・・・2枚のフロートガラスの間にスペ-サ-を挟んで密封したもの。多少は時間がかかるが防犯性能は低い。
  3. 強化ガラス・・・安全ガラスとして使われ、強度は通常のガラスの3倍あるので人体が衝突しても割れにくい。自 動車のフロントガラス等に使われている。先端のとがったライフハンマー等で簡単にこなごなに破壊される。防犯性能は低い。
  4. 網入りガラス・・・防火設備に使用されるガラス。網がガラス内部に封入されているため、火事の際、ガラスが脱 落せず延焼防止の効果があるが、強度は弱く、音を立てずに簡単に割ることができるため非常に侵入しやすいガラス。
  5. 合わせガラス・・・2枚またはそれ以上のガラスの間に、透明で接着力の強い中間膜をはさみ、加熱圧着したもの で防犯性能がある。
  6. 合わせ複層ガラス・・・複層ガラスの片側または両側を合わせガラスにしたもの。断熱性能と防犯性能の双方に優 れる。
  7. 複合合わせガラス・・・多層の柔軟で強靱な中間膜、ポリカーボネート等を挟み、加熱圧着したガラス。一般住宅用に流通する合わせガラスより、さらに防犯性能を高めた合わせガラス。

ご自宅や勤務先のガラスの防犯性能はいかがでしょうか?
防犯性能に優れたガラスだと思っていたのに実際は違う、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

防犯対策として、全ての箇所のガラスを防犯性能に優れたものに交換するのはコストもかかり、非常に難しいですが、ガラスに防犯フィルムを貼ること で強化され、侵入への時間稼ぎ対策にもなります。

さらに併用してセキュリティシステムを導入すれば、侵入者に対しては何重もの効果を発揮するでしょう。

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